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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2007'06.15.Fri

アンリツ、IPTVのQoS測定効率を向上したデータクオリティアナライザーを受注開始

データクオリティアナライザMD1230B機能強化
GE-PON、IPTVのQoS測定効率向上に貢献


 アンリツ株式会社(社長:戸田 博道)は、データクオリティアナライザMD1230Bの機能を強化。新たに、FTTHの進展に伴い普及が拡大しているGE-PON※1、NGN(Next Generation Network:)のアプリケーションとして大きな注目を集めているIPTV※2のQoS(Quality of Service)測定の効率向上を可能とするソフトウェアを開発。本ソフトウェアを搭載したMD1230Bの受注を6月13日から開始いたします。
 GE-PON、IPTV測定ソフトウェアを搭載したMD1230Bに、既に販売している10/100/1000Mイーサネットモジュール MU120131A もしくはギガビットイーサネットモジュール MU120132Aを実装することで、従来は1ポート毎に行う必要があったGE-PONのQoS検証、パフォーマンス試験、モニタ・解析が、多ポートかつ同時に行えます。また、IPTVにおいては、断続的な視聴チャンネルの切り替えや視聴者の増減など、さまざまな利用状況を擬似的に発生させることができ、大規模な実験網を構築することなく測定が可能。GE-PON、IPTVのQoS測定効率の向上に貢献いたします。
 本機能を実現したMD1230Bは、6月13日から15日に幕張メッセで開催されるINTEROP TOKYO 2007に出展いたします。

[開発の背景]
 NGNに向け、高速大容量ネットワークの構築が加速しています。こうした中、アクセス回線の主流であるFTTHではGE-PONの導入が拡大しているとともに、IPTVがNGNのアプリケーションとして大きな注目を集めています。ネットワークサービスが多様化の一途をたどっている中、利用者に快適な通信環境を提供するために、QoSの向上が大きな課題となっています。GE-PONでは多ポートの伝送装置が使用されていますが、従来の測定器は1ポート毎に測定しなければならず、測定効率の向上を可能とするソリューションが強く求められていました。また、IPTVにおいては、チャンネルの切り替えや視聴者の増減など、実際の利用状況に近い環境で試験するために、大規模な実験網を構築する必要がありました。
 そこでアンリツは、データクオリティアナライザの機能強化を図り、GE-PON、IPTVのQoS向上を可能とするソフトウェアを開発。MD1230Bに標準搭載しました。本MD1230Bに10/100/1000Mイーサネットモジュール MU120131A もしくはギガビットイーサネットモジュール MU120132Aを搭載することで、GE-PONのQoS測定が多ポートかつ同時に行えるとともに、IPTVにおいては、大規模な実験網を構築することなくさまざまな利用状況を擬似的に発生させることが可能。GE-PON、IPTVのQoS測定を効率良く行えます。

[製品概要]
 今回開発したGE-PON、IPTV測定ソフトウェアは、標準機能としてデータクオリティアナライザMD1230Bに搭載されます。MD1230Bに、電気インターフェースに対応した10/100/1000Mイーサネットモジュール MU120131A、もしくは光インタフェースに対応したギガビットイーサネットモジュール MU120132Aを実装することで、GE-PON、IPTVのQoS検証、パフォーマンス試験、モニタ・解析が行えます。

●データクオリティアナライザMD1230B
 10Mbit/s~10Gbit/sまでのビットレートに対応したEthernet/IP用測定器。伝送装置やシステムの開発・製造・保守の測定ソリューションを提供します。


[主な特長]
□GE-PON測定で要求される多ポート測定環境の構築が可能
 GE-PONは、1本の光ファイバを分岐し複数のユーザーが共有するネットワークであることから、測定器には多ポート対応が必須です。MD1230Bは、12ポート装備のMU120131A、8ポート装備のMU120132Aをそれぞれ5セット実装できることから、電気インターフェース(10/100/1000M(RJ-45))で最大60ポート、光インターフェース(1000BASE-X(SFP))で最大40ポートの装備が可能。GE-PON測定で必要とされる多ポート測定環境が、1台のMD1230Bで構築できます。

□複数のGE-PONクライアントのQoSを同時に測定
 複数のGE-PONクライアントに関するサービス品質を測定できるマルチフローカウンタ機能を搭載。QoSを左右する複数クライアントのスループット、伝送遅延、フレームロスの測定が可能となり、多数のクライアントが接続された大規模なPONシステムのQoSを同時に測定できます。ポート毎に測定作業を行うことが不要となり、32分岐GE-PONシステムの評価に要する時間を1/32に短縮できます。(当社比)

□GE-PONのシステム検証が可能
 GE-PONシステムのコントロール信号をモニタリングでき、システム内部の動作検証が可能です。1台のMD1230Bで、32分岐GE-PONの全クライアント信号のパフォーマンスをEnd to Endで同時に測定できるとともに、GE-PONの内部システムの検証も可能。システム解析に要していたコストを削減できます。

□多様な状況下でのIPTVのQoS測定が可能
 IPTVを提供するマルチキャストネットワーク※3に擬似的な負荷を発生させ、高負荷状態でのIPTVのサービス品質を検証できます。視聴チャンネルが断続的に切り替わるチャンネル・ザッピング状態や、利用者が断続的に増減する状況を擬似的に発生させることができ、実際の利用状態に近い状況下でQoS測定が可能。大規模な実験網の構築が不要となり、評価コストの削減と評価時間の短縮に貢献します。

[対象市場・用途]
□通信事業者:GE-PONシステムおよび構成機器(ONU, OLT)の開発・製造(通信事業者)
□インターネットサービスプロバイダ:IPTVサービスの構築・保守

[営業情報]
□受注開始  :平成19年6月13日
□予定販売台数:国内/海外計 計500セット(初年度1年間)
□販売価格  :・ギガビット12ポート(電気)測定標準構成 
         MD1230B + MU120131A  300万円~
        ・ギガビット 8ポート(光)測定標準構成
         MD1230B + MU120132A  270万円~
 
[用語解説]
※1 GE-PON:Gigabit Ethernet - Passive Optical Network
 光スプリッタ(光カプラ)と呼ばれる光受動素子で1本の光ケーブルを分岐させて、複数のユーザで共有するネットワーク。

※2 IPTV
 有線ネットワークを利用して、映像を配信するサービス。オンデマンドのビデオサービスから、デジタル放送の再送信まで、広義な意味を含む。

※3 マルチキャストネットワーク
 本来1対1の通信が原則のIP通信において、1対多の通信が可能なネットワーク。映像配信などの多数のユーザに対して、同一のデータの配信が必要なアプリケーションに利用される。


(※ 製品画像は関連資料を参照してください。)

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