NEC、TBSラジオのメディアコンテンツエクスチェンジシステム「でーたざんまい」が稼動
TBSラジオ&コミュニケーションズに納入した
メディアコンテンツエクスチェンジシステム「でーたざんまい」が本格稼動
NECのメディアコンテンツエクスチェンジシステム「でーたざんまい」がこのほど、株式会社TBSラジオ&コミュニケーションズ(東京都港区、代表取締役社長:清水洋二)において本格的な稼動を開始いたしました。
本システムは、TBSラジオ&コミュニケーションズにおいて、多様化するコンテンツのマルチユースを実現する基盤システムであり、同社が本年4月から本格放送を開始した、デジタルラジオやインターネットに向けたコンテンポラリークラシックステーション「OTTAVA(オッターヴァ)」の中核システムとしても活用されております。
新システムの主な特長は以下の通りであります。
・報道情報、交通情報、天気情報、広告など、フォーマットの異なるデータを本システムにおいて一元的に収集し、インターネット用のWebサーバや携帯向けWebサーバ、ワンセグ放送用のデータ放送設備などの各メディア向けに適した形式に自動変換し配信(マルチソースマルチユース)することができる。
・既存の放送設備との間で高度な連携性を実現しており、編成番組情報や番組進行スケジュールとリアルタイムに連動したWebコンテンツの配信など、きめ細かなコンテンツスケジュール管理が可能。なお、TBSラジオ&コミュニケーションズでは、編成番組情報の取得において業界標準フォーマット形式の「Program Guide ML」を活用している。
NECでは今後、本システムを「サービスプラットフォーム」を実現するソリューションの一つとして位置づけ、他の放送局に積極的に販売してまいります。また、自治体における災害情報・地域情報のリアルタイム集配信システムや、TV・インターネット・雑誌などのメディア横断的な通販業者向けシステムとしても販売を強化し、総計で今後2年間に30システムの販売を見込んでおります。
TBSラジオ&コミュニケーションズでは本システムにより、局内での編成番組情報や電子Qシートなどのメタデータ項目を、配信先のフレームに応じて適材適所に配信することが可能となるなど、業務の効率化を実現いたしました。今後は各種コンテンツのWebライブ配信や、オンデマンド配信などのサービス提供も検討してまいります。
「でーたざんまい」のシステム概要については別紙をご参照下さい。
以 上
本件に関するお客様からのお問い合わせ先
NEC メディアソリューション事業部 第二営業部
TEL (03)3798-6346
TBSラジオ&コミュニケーションズ デジタル推進部
技術推進室
TEL (03)5571-2725