日立電線、オールインワンIP-PBX「AquaVocal」がFOMA/無線LANデュアル端末「N902iL」に対応
オールインワンIP-PBX「AquaVocal」が
FOMA(R)/無線LANデュアル端末「N902iL」に対応
日立電線株式会社のオールインワンIP-PBX「AquaVocal」(*1)が、NTTドコモのFOMA(*2)/無線LANデュアル端末「N902iL」(以下、「N902iL」といいます。)に対応しましたので、お知らせします。
当社では従来から、AquaVocalとFOMA/無線LANデュアル端末、無線LANアクセスポイント等をセットにした中小規模オフィス向けソリューションパッケージを提供しております。このたび当社のAquaVocalがN902iLに対応したことにより、このソリューションパッケージで選択できるFOMA/無線LANデュアル端末が「N900iL」から「N902iL」に変更となります。なお変更後のソリューションパッケージの販売を2007年6月13日より開始いたします。
近年、データ通信網の低価格化と高機能化が進む中、IP電話が急速に普及しつつあります。そのなかで、社外では携帯電話として、社内では無線LANを利用したワイヤレスIP電話機として使用できるデュアル端末へのニーズが高まっております。しかし、中小規模のオフィスでデュアル端末を採用する場合、導入コストや償却負担が課題となっておりました。
当社では、200ユーザ以内の中小規模オフィス等でフルIP電話化を実現するための各種機能(*3)を一台に搭載することで設備投資額を抑えて導入が可能なオールインワンIP-PBX「AquaVocal」を製造販売しております。当社は、このAquaVocalを活用し、中小規模オフィスでもデュアル端末を容易に導入して頂けるように、2006年6月からAquaVocalとFOMA/無線LANデュアル端末や無線LANアクセスポイント等をセットにした中小規模オフィス向けソリューションパッケージを提供しております。
このたび、中小規模オフィス向けソリューションパッケージで選択できるFOMA/無線LANデュアル端末を従来の「N900iL」から「N902iL」へ変更し、6月13日より販売を開始いたします。
当社の中小規模オフィス向けソリューションパッケージは、20、50、100名といったユーザ数に応じてパッケージ化されています。パッケージに含まれるのは、AquaVocalとユーザ数に応じたライセンス、イーサネットスイッチApresia(*4)、アルバネットワークス株式会社の無線LANアクセスポイント、電話機として利用者の勤務形態に合せて「N902iL」のほか、当社製ワイヤレスIP電話機「WirelessIP5000」、サクサ株式会社の固定IP電話機が選択可能です。
なお、電話機の組み合わせやアクセスポイントの数により価格は変動しますが、無線LANアクセスポイントを含め50万円程度から導入が可能となります。(*5)
この、中小規模オフィス向けソリューションパッケージは、日立インフォネット株式会社、株式会社日立モバイルを通じて販売を行います。
当社では今後もAquaVocalとIP電話機やIP電話関連アプリケーションとの連携を進めることで、中小規模オフィス向けIP-PBX市場におけるシェア拡大を図ってまいります。
以上
(*1) PBX(Private Branch Exchange)は、構内交換機のことです。IP-PBXはIP電話用構内交換機のことです。
AquaVocalは、日立電線株式会社の登録商標です。
(*2) 「FOMA/フォーマ」は、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモの登録商標です。
(*3) IP-PBX機能のほか、各種ゲートウェイ(通信サービス事業者、IP電話網、一般電話網、構内電話網等の間を相互接続するためのプロトコル変換機)機能、PPPoE(Point to Point Protocol over Ethernetの略語で電話回線を使用してコンピュータをネットワークに接続する際に使用されるプロトコルをイーサネット上で使用できるようにしたもの)機能、停電時でもアナログ電話機から公衆網へ発着信が可能なサバイバル機能等を備えています。
(*4) イーサネットは、富士ゼロックス株式会社の登録商標です。Apresiaは、日立電線株式会社の登録商標です。
(*5) 価格は予定価格です。価格には、設置費用、工事費用、保守費用、回線費用、消費税は含まれておりません。
■ 中小規模オフィス向けソリューションパッケージ
* 関連資料 参照