ヤマハ、「ヤマハリゾートつま恋」での野外音楽イベントで「グリーン電力証書システム」を導入
グリーン電力証書システム導入について
- ヤマハリゾートつま恋での野外音楽イベントで利用 -
ヤマハ株式会社(本社:静岡県浜松市中区中沢町10-1、社長:伊藤 修二)は、環境保全活動への一環として、つま恋(静岡県掛川市のリゾート施設)での音楽イベントなどでの使用を目的に「グリーン電力証書システム」を導入します。2007年7月14日からつま恋にて開催される環境保全をテーマとした野外音楽イベント「ap bank fes '07」(主催 ap bank)での利用が、ヤマハグループでの最初の事例となります。
ヤマハグループは、「企業の社会的責任(CSR)を重視した経営」を掲げ、環境保全を企業活動の重要課題のひとつとして位置付け、地球温暖化防止などの活動に取り組んでいます。ヤマハ株式会社が所有するヤマハリゾート「つま恋」は、55万坪(東京ドーム約36個分)の広大な園内の恵み豊かな自然を大切にし、資源の有効利用と省エネルギー推進、ビオトープなど自然環境保護への取組みをおこなっています。
このたびヤマハ株式会社は「ap bank fes '07」が開催されることを契機に、日本自然エネルギー株式会社から「グリーン電力証書システム」を導入することを決定し、つま恋での音楽イベントなどで必要とされる電力に活用していくことになりました。
「グリーン電力証書システム」とは、自然エネルギーによる発電と市場電力のコスト差額を負担することにより、使用する電力が自然エネルギーによるものとみなされるもので、企業が直接発電設備を導入しなくても、自然エネルギーによる発電の普及促進に貢献できるものです。
今回導入するグリーン電力証書の元となる電力は、静岡市内の安倍川河口にある風力発電設備で発電されるものです。その電力量は、年間50万kWh、CO2削減効果で約230トンに相当し、つま恋での音楽イベントおよびつま恋内の音楽施設「ミュージックガーデン」で必要な電力をまかなえるものです。
ヤマハグループは、今後とも環境に対する取り組みを、重要な経営課題として位置づけ、実践してまいります。
記
<概要>
使用場所 : つま恋 (静岡県掛川市満水2000、社長:角 一幸)
電力量 : 年間50万kWh(キロワットアワー)、CO2削減効果で約230トンに相当
利用方法 : ap bank fesなどの音楽イベントおよびつま恋内の音楽施設で利用
利用開始 : 2007年7月
※グリーン電力証書システムとは
自然エネルギーからの電力は、化石燃料や原子力など従来のエネルギーからの電力に比べると、 二酸化炭素を排出しないことによる地球温暖化防止や枯渇しないエネルギーであるといった価値(環境付加価値)を併せ持っています。そこで、環境付加価値の部分だけを取り出して、消費者に販売するしくみが考えられ、この環境付加価値を「証書」にしたものが、グリーン電力証書です。
自然エネルギーを直接利用できない企業・団体でも、グリーン電力証書を購入することにより、CO2削減などの環境保全への取組みが可能となります。
グリーン電力証書システムについてのホームページ
日本自然エネルギー(株)
http://www.natural-e.co.jp
※ap bank、ap bank fesとは
「ap bank」は、音楽プロデューサーの小林武史さんとMr.Childrenの櫻井和寿さんを中心にスタートした、環境にやさしい活動や自然エネルギー促進のための活動に融資を行う非営利組織です。この融資活動だけにとどまらず、音楽を通じて、より様々な方法で未来を考えるきっかけを作りたいという想いで開催されたのが野外音楽イベント「ap bank fes」です。2005年7月に初めて開催され、翌年7万5千人を集めた「ap bank fes '06」の過去2回に引き続き、今回の「ap bank fes '07」もつま恋にて開催が予定されています。
ap bankオフィシャルホームページ
http://www.apbank.jp/
ap bank fes'07オフィシャルホームページ
http://www.apbank-ecoreso.jp/
<この件に関する一般の方のお問い合わせ先>
ヤマハ株式会社
広報部
広報・IRグループ
〒430-8650 静岡県浜松市中区中沢町10-1
TEL 053-460-2210
FAX 053-460-2209
(※参考画像あり)