MCS、メディアにIP電話向フリーフォンシステム「CallVoyager FPS」を導入
MCSがIP電話向フリーフォンシステム「CallVoyager(R) FPS」を株式会社メディアに導入
~法人向サービスとして人気の高いIP電話による着信課金システムを最小コストで実現~
通信事業者向IP電話付加価値システムのリーディングカンパニーである、メディア・クルーズ・ソリューション株式会社(代表取締役社長:五郎丸聡司 本社:東京都渋谷区東3-14-15、以下MCS)は、このたびB2BUAタイプのSIPサーバ「CallVoyager(R)」をベースにしたIP電話向フリーフォンシステム(着信課金システム)「CallVoyager(R) FPS」を高品質なIP電話サービスを提供する株式会社メディア(代表取締役社長:武林聡 本社:東京都港区赤坂2-17-22)に導入しました。
「CallVoyager(R) FPS」は、番号ポータビリティに対応し、NTTの機能メニューに対応したINAP(Intelligent Network Application Protocol)をサポートします。またRFC3372 に準拠したSIP-T(Session Initiation Protocol for Telephony)接続にも対応し、ISUP(ISDN User Part)信号の全パラメータの取り扱うことができます。
着信課金システムとは、着信側が通話料を負担するシステムで、電話番号としては「0120」や「0800」で始まる番号を使用します。コールセンターや予約システムをはじめとして、さまざまなユーザーで使用されています。
現在は携帯電話やPC でのメールやWeb の利用が増えてきましたが、今後もこの着信課金システムは重要なIP電話サービスの一つとして、新興キャリア等で提供されていくことと思われます。
<「CallVoyager(R) FPS」の概要と特徴>
既存キャリアでは旧交換機システムを使用したフリーフォンシステムを運用しているため、多大な導入費用や運用費用を要します。このため、IP電話事業者等のフリーフォンシステムサービスへの新規参入は依然として高い障壁がありました。「CallVoyager(R) FPS」は、大量の呼処理に代表される従来の電話設備の機能を、着信課金システムデータ管理部と着信課金呼処理コア部を分けることで、高価なサーバを使用しなくても十分処理が出来るシステムを実現いたしました。これにより、投資にかかるイニシャルコストの大幅削減及び運用費用の削減を実現し、IP電話事業者等の新規参入ハードルを下げることができました。「CallVoyager(R) FPS」を利用した場合、通信事業者は、最小コストで従来の着信課金システムと同等以上の機能を提供することが可能です。
多くのSIP製品は第三者(サードパーティー)ソフトウエアを使用したスタックを使用していたり、そのスタックと制御アプリケーションが分離されていたりしていますが、「CallVoyager(R) FPS」はSIP信号処理に至るまで自社で全ての制御部ソフトウエアを開発しているため、カスタマイズに対しても大きなアドバンテージを持っています。
これにより、それぞれの通信事業者の運用に合わせた機能を即座に提供することができ、問題発生時の切り分け(例えばハードウエアとソフトウエア)がスムーズに行うことが出来ます。本システムは、提供開始以来安定して稼動しています。また他社製品と比較して、安価なランニングコストでのサービス運用が可能となっております。
株式会社メディアは平成12年12月の設立以来、通信インフラの提供にとどまらない、顧客企業の経営効率を高める多くのソリューションサービスを提供しております。IPベースの通信インフラ整備を通じた社内コミュニケーションの活性化において、中堅・中小企業から絶大な信頼を得ております。
MCSは平成13年4月の設立以降、B2BUAベースのSIPサーバである「CallVoyager(R)」を核に、これまでIP電話で実現困難とされた「緊急通報システム:CallVoyager(R) ECS」や「セッションボーダーコントローラ:CallVoyager(R) SBC」を国内の多くのキャリアに納品し商用稼動させている実績があります。「フリーフォンサービス(着信課金システム):CallVoyager(R) FPS」もこの商用実績豊富な「CallVoyager(R)」をエンジンに開発された信頼性の高い製品になっています。MCSはSIPのプロトコルスタックレベルからフルスクラッチでの開発を日本国内で実現しており、純国産ならではの高レベルのサポート体制を構築し、ミッションクリティカルなシステムのサポートにも対応可能なサービスを提供しています。また、最近ではデータ系サービスプラットホームの開発にも着手し、実績を挙げつつあります。
【お問合せ先】
メディア・クルーズ・ソリューション株式会社
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