大塚製薬、水なしでも服用可能な抗血小板剤「プレタール散20%」を発売
水なしでも服用可能な散剤
抗血小板剤「プレタール(R)散20%」
7月3日 新発売
大塚製薬株式会社(本社:東京都千代田区、社長:樋口達夫)は、抗血小板剤「プレタール」に新しく水なしで服用できる、「プレタール(R)散20%」(一般名:シロスタゾール)を剤形追加し、7月3日に新発売します。
「プレタール散20%」は、水なしでも服用が可能なタイプの散剤で、水分摂取制限のある患者さん、高齢者や嚥下(えんげ)機能の低下した患者さんにも服用が可能な製剤です。また、わずかな芳香と甘みがあり、服用のしやすい製剤です。「プレタール錠」に加え、「プレタール散20%」の発売により、個々の患者さんの状態に応じた剤形の選択が可能となります。
「プレタール」は、大塚製薬が自社開発を行い1988年に「慢性動脈閉塞症に基づく潰瘍、疼痛及び冷感等の虚血性諸症状の改善」の効能・効果を持つ薬剤として発売され、2003年4月には「脳梗塞(心原性脳塞栓症を除く)発症後の再発抑制」の効能が追加されました。
脳梗塞などの脳血管障害は、嚥下障害の重大な原因のひとつと考えられています。 また、脳血管障害を発症した患者さんの約10~50%(*)になんらかの嚥下困難があると報告されています。
高齢者や嚥下機能の低下した患者さんにとって、水なしでも服用可能な散剤は服用しやすい剤形といわれています。
*Mann G, et al : Swallowing function after stroke prognosis and prognostic factors at 6months. Stroke,30:744-748,1999.
*山田智, 長寿科学総合研究, 1995, 117- 120 , 1996.
大塚製薬は、‘Otsuka - people creating new products for better health worldwide’の企業理念のもと、世界の人々の健康に寄与してまいります。
【「プレタール散20%」製品概要】
<販売名>
プレタール散20%(一般名:シロスタゾール)
<種類>
抗血小板剤
<組成・性状>
1g中シロスタゾール200mg
白色の散剤で、においはないか、又はわずかに芳香がある。
<包装>
0.25g×140包・700包(HS)、0.5g×140包・700包(HS)
<効能・効果>
●慢性動脈閉塞症に基づく潰瘍、疼痛及び冷感等の虚血性諸症状の改善
●脳梗塞(心原性脳塞栓症を除く)発症後の再発抑制
<効能・効果に関連する使用上の注意>
無症候性脳梗塞における本剤の脳梗塞発作の抑制効果は検討されていない。
<用法・用量>
通常、成人には、シロスタゾールとして1回100mgを1日2回経口投与する。なお、年齢・症状により適宜増減する。
<承認年月日>
2007年3月15日
<薬価収載>
2007年6月15日
<薬価>
プレタール散20%1g:454.80円
■会社概要
大塚製薬株式会社(Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd.)
設立 1964年8月10日
資本金 67億91百万円
代表者代表取締役社長 樋口 達夫(ひぐち たつお)
本社所在地 〒101-8535 東京都千代田区神田司町2丁目9番地
従業員数 5,225名(2007年3月31日現在)
事業内容 医薬品・臨床検査・医療機器・食料品・化粧品の製造、製造販売、販売、輸出並びに輸入