昭和ゴムとオプティスパン、「光ファイバーフェルール及びコネクタ」などで業務提携
光ファイバーフェルール及びコネクタに関するお知らせ
当社は、平成19年6月15日開催の取締役会において、当社と株式会社オプティスパン研究所及びオプティスパン株式会社との間で、光ファイバーと光ファイバーを連結するためのキーパーツである「光ファイバーフェルール及びコネクタ」(以下「本製品」)に関する業務提携を行うことを決議いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
記
1.業務提携の目的
当社は、平成19年4月13日の取締役会で決議し、平成19年5月1日に発行しました「第三者割当による第3回新株予約権発行」の目的である光ファイバー関連事業への参入につきまして、株式会社オプティスパン研究所及びオプティスパン株式会社の両社の全面的な協力により本事業を展開いたします。
光産業の2007年度の国内生産額は、8兆3,719億円で、本年度の成長率は5.4%と予測されており、その内、光ファイバーケーブルとコネクタは1,381億円と予測されております(財団法人光産業技術振興協会の調査)。
また、市場成長性については、FTTH通信網(光ファイバーによる家庭向けのデータ通信サービス)の整備による光ファイバーコネクタの使用量は、NTT東日本が発表した(株)情報通信総合研究所の調査によれば、平成22年度にはADSLと光ファイバーがほぼ拮抗するものと予測されており、着実に増加してゆく傾向にあります。
このような市場成長性に着目して、株式会社オプティスパン研究所は、長年に亘る本製品の産学共同(東京大学生産技術研究所及び立命館大学大学院理工学研究科)の研究により新素材による画期的な製品開発の成果を収めており、オプティスパン株式会社は、本製品の優位性を駆使した販売戦略を推進中であります。
このような経緯を踏まえて、当社及び両社は、連合体として光ファイバーフェルール及びコネクタ事業の緊密な業務提携関係を締結し、本格的な市場参入を図るものであります。
2.業務提携の内容
当社は本製品について株式会社オプティスパン研究所より技術指導を受けると共に、オプティスパン株式会社の所有する本製品の営業権並びに特許権の専用実施権及び製造ノウハウを取得することを前提にして基本的に合意いたしました。今後は、これらの個別契約について、両社と協議して締結する予定であります。
また、当社は本製品の製造販売を開始するに当たり、オプティスパン株式会社の株式の一部譲受を行うと共に、両社と本事業の量産工場として共同設立する予定の株式会社オプティスパン沖縄(仮称)への資本参加を行う予定であります。
なお当社は、本製品の事業を推進するために、NTTグループ企業の要職にある岡田桂治氏(NTT-ATアイピーシェアリング株式会社 元代表取締役社長、現取締役相談役 工学博士)を当社の取締役副社長として招請し(平成19年6月26日就任予定)、同氏が総責任者として本製品の事業を推進するものであります。
3.業務提携先の会社概要
(1)株式会社オプティスパン研究所
1)主な事業内容 光ファイバー通信用ニッケル合金フェルールの企画・研究・開発
2)設立年月日 昭和20年3月23日 (平成19年4月3日 社名変更)
3)本社所在地 東京都港区高輪2-15-21 高輪小野ビル1F
4)代表者 東 義隆
5)資本の額 1,200万円
6)従業員数 9名
7)当社との関係 本業務提携前の取引関係、資本関係はありません。
(2)オプティスパン株式会社
1)主な事業内容 光ファイバー通信用ニッケル合金フェルールの製造および販売
2)設立年月日 平成17年12月14日
3)本社所在地 東京都港区高輪2-15-21 高輪小野ビル1F
4)代表者 東 義隆
5)資本の額 1,000万円
6)従業員数 7名
7)当社との関係 本業務提携前の取引関係、資本関係はありません。
4.今後の見通し
今後の業績の見通しにつきましては、現時点では未定ですので、確定しましたら速やかにお知らせいたします。
以 上