独シーメンス、全世界で使用可能な音声アプリケーションなど向けHSDPAモジュールを発表
ITUテレコムワールド2006、香港、第9ホール、ブース9006
シーメンス、データおよび音声アプリケーションに適したHSDPAモジュールを発表
~全世界で使用可能~
ニュルンベルク(ドイツ)、2006年12月4日:
シーメンスの自動制御ドライブシステム(A&D)事業部は、2006年12月4日から8日まで香港で開催されるITUテレコムワールド2006において、新製品の「HC25」ワイヤレスモジュールを披露いたします。この製品は3周波数帯のUMTSと4周波数帯のGSM機能を備えているため、全世界で使用することが可能です。また、3.6 MbpsのHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)伝送技術を採用しています。本製品はデータ量の多いアプリケーションや音声重視のアプリケーションに適しており、PDA、業務用モバイル携帯装置、マルチメディアコンソールのほか、USBルータやゲートウェイに使用できます。
本製品は4周波数帯GSM/GPRS/EDGEおよび3周波数帯UMTS/HSDPAの機能によってあらゆる移動無線周波数に対応するため、世界中のアプリケーションに使用できます。R&TTE、GCF、CE、FCC、PTCRB、UL、ICなどGSM標準とUMTS標準のすべての認可要件を満たすほか、各国のネットワーク事業者が求める条件に従って試験および認可されています。
アプリケーションが短時間かつ効率的に開発できるよう、HC25はRIL/NDIS/USBドライバのほか、頑強なインタフェースと高度な実装機能を備えています。付属ドライバにより、Microsoft Windows XPおよびMobileをベースとするアプリケーションも作成できます。たとえばNDIS/USBドライバによってWindows XPのプラグ&プレイ機能が使用できるほか、RIL/NDIS/USBドライバを装備することから、Windows Mobile 5.0を搭載した装置に本製品を簡単に統合することができます。本製品とOSの間の通信は、USB 2.0のフルスピードインタフェースを介して行われます。
HC25には音声およびデータの伝送に必要な機能がすべて備わっています。たとえば、送受話器かヘッドセットおよびハンズフリーモードかに応じて音声機能を柔軟に調整する機能があります。音声設定もパラメータで指定できます。また通話中のデータ送信も可能です。
背景情報:
HSDPAはUMTS技術を利用するパケットタイプのデータ伝送標準で、UMTSの下り速度の最大10倍速い下り速度が可能です。そのためネットワーク事業者はネットワーク使用率を高めることができる一方、ユーザはビデオや音楽のライブストリーミング、ネットゲーム、高速ダウンロード、ブロードバンドのインターネット接続や電子メールサービスといった新しい通信サービスが利用できます。業界団体であるGSA(Global mobile Suppliers Association)の発表によると、すでに60カ国において132のHSDPA網が構築中です。
詳細は右記のウェブページでご覧いただけます:www.siemens.com/hsdpa-module
本文は右記のウェブページでもご覧いただけます:www.siemens.de/automation/presse
[写真説明]
当社の自動制御ドライブシステム(A&D)事業部は、2006年12月4日から8日まで香港で開催されるITUテレコムワールド2006において、新製品の「HC25」ワイヤレスモジュールを披露いたします。この製品は3バンドUMTSと4バンドGSM機能を備えているため、全世界で使用できます。また、3.6 MbpsのHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)伝送技術を採用しています。本製品はデータ量の多いアプリケーションや音声重視のアプリケーションに適しています。
写真は右記のウェブページでご覧いただけます:www.siemens.com/ad-picture/1317