ホソカワミクロン、気流分級機構内蔵微粉砕機「ACM-30H」を発売
能力倍増の気流分級機構内蔵微粉砕機ACM-30H発売開始のお知らせ
この度、弊社のメイン粉砕機のひとつである気流分級機構内蔵型微粉砕機ACMパルベライザの処理能力の倍増と粉砕性の飛躍的向上、低騒音性、分解清掃性等の向上を目指した改良型ACM-30H を開発いたしましたのでお知らせいたします。
なお、本改良機は11月7日(火)から開催される「国際粉体工業展2006」に展示するとともに、「新製品発表技術説明会」を行い、販売活動を開始いたします。
1.新型気流分級機構内蔵型高速回転式衝撃粉砕機の仕様
名称: ホソカワ/マイクロ ACM パルベライザ
型式: ACM-30H型
最大回転数: 粉砕ロータ6,600rpm (従来機4,500rpm)
分級ロータ5,400rpm (従来機に同じ)
動力: 粉砕22kw 、分級5.5kw (従来機に同じ)
概略重量: 約1,100kg (従来機約1,000kg)
騒音レベル: 85~90dB(特に高周波数帯域を低減) (従来機約100dB)
2.詳細内容
ACMパルベライザそのものは、当初、粉体塗料用として開発された微粉砕機ですが、分級機構を内蔵していることからくる優秀な粉砕性能や製品粒度調整が容易なこと、また高温を嫌う原料に向くといった特長が認められ、現在では樹脂、化学薬品、食品、農薬、ミネラル等、幅広い分野で用いられ、これまで2,000台以上の納入実績を誇る弊社のベストセラー粉砕機のひとつです。
新製品ACM-30H型は、近年の市場ニーズに答えるため、内部構造の大幅チューニングを実施し、粉砕性能、処理能力、低騒音性、分解清掃性等の性能のさらなる向上を実現した新型機です。
例えば、本機は従来機に比べて粉砕ロータの周速度を従来機の30%アップした結果、従来機では約7ミクロン(μm)が限界であった重炭酸カルシウムの粉砕の場合、4ミクロン台まで微粉砕することができるようになりました。
また、その処理能力も2倍以上に向上いたしました。
(当社テスト実績:粉体塗料、トナー、乾燥おから、等)
3.販売戦略
この新製品ACM-30H は、上記の特長がより生かせる、粉体塗料業界、トナー業界、食品業界を中心に拡販を図ってまいります。
・初年度販売目標: 10台~15台
・販売価格(単機) : 1,800万円/台
以上