KCCSと日本IBM、流通科学大学の情報ポータル・システム「RYUKA Portal」を構築
流通科学大学、キャンパスライフをサポートする新情報ポータル・システムを構築
~学生に必要な30以上の情報をWebSphere Portalに集約~
学校法人中内学園 流通科学大学(所在地:神戸市西区、学校法人 中内学園理事長:中内潤、以下流通科学大学)は、教育環境の向上を目的として、全学生ならびに教職員約5,000名を対象に従来30以上のデータベースに分散されていたキャンパス情報を、ひとつに集約・提供する新情報ポータル・システム「RYUKA Portal」を構築しました。同システムは、本年9月より稼働しています。
新情報ポータル・システム「RYUKA Portal」は、京セラコミュニケーションシステム株式会社(本社:京都市伏見区、代表取締役社長:森田直行、以下KCCS)が、日本アイ・ビー・エム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:大歳卓麻、NYSE:IBM、以下日本IBM)の協力のもと、日本IBMのポータル構築ソフトウェアである「WebSphere(R) Portal」を採用し、約3ヶ月で設計・構築したものです。
流通科学大学では、早くから積極的に学内システムのIT化に取り組んでおり、1996年より学生および教職員の情報共有基盤を構築し、活用してきました。しかし、履修登録や講義概要、休講案内など、学生にとって必要な30以上の情報はデータベースに分散されており、それぞれのデータベースにアクセスしなければ情報が閲覧できないという課題がありました。
今回、この課題を解決するために、既に活用してきたIBMのグループウェア「Lotus Notes(R)/Lotus Domino(R)」に蓄積された情報資産をそのまま継承すると同時に、他システムとの連携・統合も実現した、学生および教職員にとって、より使いやすい新情報ポータル・システムを構築しました。
新情報ポータル・システムの特長は、以下のとおりです。
●「WebSphere Portal Ver5.1」をベースに、Web環境への完全移行を実現。また、24時間、365日の稼動とユーザ数5,000名超の大規模運用に対応できるシステム基盤を構築した。
●学生に必要不可欠な情報を、1ページに集約表示する仕組みを実現。「Lotus Notes/Lotus Domino」と連携するポートレットとして、複数データベース間の新着情報を集約する「What’s Newポートレット」、「メールポートレット」、および汎用的な「ビューポートレット」を流通科学大学とKCCSが共同開発した。
●KCCSの「Lotus Notes/Lotus Dominoアセスメントサービス」により、Lotus Domino7への移行と同時に「WebSphere Portal」への統合を短期間で実現し、情報資産の活性化を推進した。
●Domino DirectoryとActive Directoryの連携によりユーザ管理の一元化、セキュリティ向上、および管理コストの軽減を実現した。
●履修登録システムや他システムとの連携・統合を図り、学生の利便性が大幅に向上した。
●流通科学大学では、更なる教育環境の整備と学生のユーザビリティ向上を目指し、モバイル対応、コンテンツ拡充にも積極的に取り組みます。
KCCSは、「情報を守る、情報を活かす、そして経営を伸ばす」をコンセプトとしたICTソリューションを軸に、お客様のIT戦略に即した情報共有基盤の構築を強力に支援して参ります。
また、今後、文教分野においては、KCCSグループである京セラ丸善システムインテグレーション株式会社と連携し展開して参ります。
日本IBMは、KCCSとの協業を、WebSphere Portal、Lotus Notes/Lotus Dominoを中心に今後も遂行していきます。
・「RYUKA Portal」画像
(※ 関連資料を参照してください。)
・本事例のより詳しい情報はこちら
http://www.kccs.co.jp/products/nd_migration/case/case01.html
*IBM、Lotus Domino、Lotus Notes、WebSphere、はIBM Corporationの商標です。
*その他の製品名および会社名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
< 流通科学大学について >
流通科学大学は、2007年に迎える「創立20周年」を次世代に飛躍するための機会と考え、21世紀の世界の繁栄と平和に流通の役割は欠かせないという理念のもと、「流通」「マーケティング」「実学」を三本柱に、変動の激しい経済社会を研究対象とし、幅広い視点に立ってアプローチしております。豊かで安心できる流通先進社会を創り、日本だけでなく、アジアそして世界経済の発展と平和に貢献できる「人材」を育成することが本学の社会的使命であると考えております。そのための斬新で魅力あふれる教育プログラムとキャンパスライフを用意しております。本学は商学部、情報学部、サービス産業学部の3学部からなり、入学時から卒業後を見据え、体系立てた実学カリキュラムとキャリア開発プログラムを充実させています。基礎スキルの修得を始め、業界トップの方々による特別講義・企業実習などの実践カリキュラムを通して専門性を高めていきます。社会が求める人材にマッチした能力を在学中に修得していくプロセスが本学の魅力です。結果、就職内定率は98.6%(2006年3月卒業生実績)と、全国でもトップクラス。流通科学大学は、社会の担い手である優秀な人材を数多く実社会に送り続けています。流通科学大学の詳しい情報については、Webサイト http://www.umds.ac.jp/ をご覧下さい。
< 京セラコミュニケーションシステム株式会社について >
京セラコミュニケーションシステム株式会社は、京セラグループの一員として1995年9月に設立。従業員数、1,415名(2006年3月現在)。システムインテグレーションやソフト開発・販売等の情報システム関連と、D@TA Centerやネットワークの設計・構築、セキュリティ事業を手掛けるネットワークシステム関連を横断し、総合的なソリューションを提供するICT(Information and Communication Technology)事業、通信インフラの建設・保守を行う通信エンジニアリング事業を展開しております。KCCSの詳しい情報については、Webサイト http://www.kccs.co.jp/ をご覧下さい。