ウィスダとネットマイル、ポイント制のホームユース調査などの「FFリサーチ」サービスを開始
ウィスダ社とネットマイル社業務提携
ポイント制のホームユース調査等の「FFリサーチ」サービスを開始
自宅モニター調査を格安で提供
食の総合サイト「Food’s‐Foo」(注1)を運営する株式会社ウィスダ(本社:東京都中央区、代表取締役:牧野充、以下、ウィスダ社)とインターネット上の共通ポイントプログラムを運営する株式会社ネットマイル(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:山本雅 以下、ネットマイル社)は、業務提携し、ポイント制のホームユース調査(注2)等の「FFリサーチ」サービスを開始します。
これまでウィスダ社は、「Food’s‐Foo」のサイトを通じてホームユース調査を実施してきましたが、さまざまな課題もありました。例えば、調査協力者への報酬がなくボランティアでの回答協力であったため設問数が制限される、長期調査依頼が困難、小規模調査が割高になるといったことです。一方、ネットマイル社の「NetMileリサーチ」(注3)は、ネット調査専門であるため、配送など手間のかかるホームユース調査は実施できないという限界がありました。そこで、これらの問題を一挙に解決すべく両社が業務提携することになりました。今回の提携により、質の高いホームユース調査等を提供することが可能になります。
「FFリサーチ」の特長は次の通りです。
〇モニターへのポイント発行で大量設問を可能にし、深みのある調査結果を出す
〇要望に応じて短期間調査も可能、市場変化のスピードに対応する
〇少人数調査を割安で実施し、中小企業も手軽に利用できるようにする
〇スクリーニングや長期追跡調査の実施で、きめ細かい調査を実現する
〇商品のセット組と的確な配送を提供する(クライアントは指定倉庫に納品するのみ)
〇きめ細かいフォローメールで高い回答率(90%)を実現する
両社は、「Food’s‐Foo」「NetMile」それぞれのサイトで10万人を目標に「FFリサーチ会員」を11月から募集を開始しており、来年1月から調査サービスの提供を開始します。料金は、ホームユース調査の場合444,000円(100世帯、10問、配送費別)からです。
ウィスダ社の岡田真一郎シニアマネージャーは次のように述べています。
「当社はこれまで200万円以下のホームユース調査サービスは提供できていませんでしたが、今回のネットマイル社との提携で40万円代から提供できるようになったこと、また、これまでやりたくてもコスト面で難しかった1000世帯規模の調査もこれまでの4分の1の価格である約200万円でできるようになったことを大変嬉しく思っています。これで多くの企業に手軽に利用していただけるようになれば、消費者動向を企業がいち早くキャッチすることができ、高度で効率的なマーケティングを実現できます。その事が結果的には、効率的生産社会の実現と環境問題にも貢献できると考えています。」
(注1)「Food’s‐Foo」
http://www.foods.co.jp/
1996年10月から開設されている食の総合サイト。「食」をテーマに消費者と企業をつなげるコミュニティサイトでコンテンツは全てオリジナル。飲料・食品といった国内メーカーや外食チェーン、食品卸、百貨店等国内外50社以上の食関連企業が利用している。会員23万人、500万PV/月(2006年4月現在)。
(注2)ホームユース調査
ホームユース調査とは、一般消費者に商品を自宅で使用した後にアンケートに回答してもらう形式の調査方法。実際の生活空間で使用してゆっくりと評価することができるため、深い調査結果が得られるのが特長。
(注3)NetMileリサーチ
http://research.netmile.co.jp/
ネットマイル社が2005年3月から始めたインターネットリサーチ事業。業界最大規模の「NetMile」会員をモニターとしているため、数万人規模の大規模リサーチや出現率の低い特定商品愛好者などレアサンプルを取得することが可能。定点観測調査や追跡調査にも対応。
【ネットマイル社について】
http://www.netmile.co.jp/
2000年11月設立。三井物産株式会社の連結子会社で、同社のIT事業戦略の一端を担う。インターネット上の共通ポイントプログラム「ネットマイル」を2001年4月にサービス開始。モバイルサービス「モバイル-ネットマイル」は、2003年12月から開始。2006年10月現在、加盟店1,038サイト、会員口座数374万(PCとモバイル合計)で、日本最大のインターネット上の共通ポイントプログラム。
【ウィスダ社について】
http://www.wisda.jp/
株式会社ウィスダは、「情報(Information)の共有に伴う新しい関係作り(Partnering)として、インフォパートナーリング(Info-Partnering)というコンセプトを掲げ、製・配・販の三層がPOSデータを共通言語の一つとし、協力し合い消費者に対応していくことを支援するマーケティング会社として設立されました。2004年4月から、食の総合サイトFood’s-Fooの運営を開始。消費者と企業をつなげるサイトとして、商品開発、売場作り、催事等を実現。