アバールデータ、独自のPCI Express用LSI「AAE-B04」を開発
PCI Expressバスのコア・デバイスを独自開発
株式会社アバールデータ(代表:嶋村 清、本社:東京都町田市旭町1-25-10、URL:http://www.avaldata.co.jp、営業部/TEL:042-732-1030 FAX:042-732-1032、E-Mail:sales@avaldata.co.jp)は、自社で開発している産業用組込ボードを、より高いパフォーマンスを追求するために、PCI Express対応への製品化を進めてる。2007年以降、このPCI Express対応製品の展開をさらに進めるために、独自のPCI Express用LSI「AAE-B04」を開発する。
「AAE-B04」は、4レーンPCI Expressの物理層、データリンク層、トランザクション層の処理回路を中心に、ローカルバス・コントローラ、メモリ・コントローラ、2チャンネルのDMA(Direct Memory Access)コントローラ、FPGAのコンフィギュレーション・ポート、I2Cシリアル・インターフェースなどを1チップに集積したLSIとなる。(下記ブロック図参照)このLSIにフラッシュメモリやDDRSDRAM、FPGAなどを接続すれば、大容量の画像処理システムや高速データ通信システムを容易に構成でき、高速シリアルインターフェース対応のシステムを効率よく設計できる。
「AAE-B04」は、2007年4月から量産を始める予定で開発が進められている。来期以降販売する画像処理や通信ボードなどの自社製品に採用していく。アバールデータでは、従来よりPCIモジュールとインターコネクトに注目して独自のシリアル通信ボードGiGA CHANNELを使用したシステム提案しているが、今回のLSI開発もこのインターコネクトの高速環境作り一環の開発となる。様々なデバイスを接続することで多機能化も図ることができる「AAE-B04」には、当社独自の付加価値を備えた製品開発を加速させる意味合いもある。
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