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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2024'11.25.Mon
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2007'05.21.Mon

NECとKDDI、日本-ロシア間の光海底ケーブルプロジェクトを一括受注

日本~ロシア間の光海底ケーブルプロジェクトを一括受注


 NECはこのたび、KDDI株式会社(代表取締役社長兼会長:小野寺正、以下KDDI)およびロシア最大の長距離通信事業者Rostelecom(社長:ドミトリィ・エローヒン、以下ロステレコム)から、日本とロシアを結ぶ光海底ケーブルシステムを一括受注致しました。

 受注内容は、新潟県の直江津市からロシアのナホトカを結ぶ日本海横断の海底ケーブルシステムであります。総延長は約1800キロメートル(約900キロメートルの2ルート)、伝送容量は光波長多重(WDM)方式を採用し、毎秒640ギガビット(Gbps)のシステムであり、NECが設備調達から敷設工事一式を行うフルターンキーとして一括受注いたしました。

 日本とロシアを繋ぐ国際通信回線は1995年運用開始の毎秒560メガビットのRussia-Japan-Korea=RJK(ロシア~日本~韓国海底ケーブル)および衛星通信が利用されてきましたが、本プロジェクトが完成すると伝送容量は1024倍に拡張されます。また本プロジェクトは、ナホトカにてロシア国内を横断する通信ネットワークと接続し、ヨーロッパとアジアを最短距離で結ぶトランジット・ヨーロッパ・アジア(Transit Europe Asia: TEA)構想の一環をなすものであり、完成後にはこれまでの太平洋・大西洋経由、又は、東南アジア・中東経由と比べ、欧州とアジア間の国際通信のスピード及び品質が格段に向上することが期待されております。

 NECは従来から海底ケーブル市場では業界トップクラスの実績を有しており、中でもアジア地域に関しては昨年以降、インドネシア、マレーシア、インド、スリランカ、モルジブ、中国及び日本で相次いで新設ケーブルプロジェクト及び増設プロジェクトを受注しております。
 また、日本のみならずロシアにおいても現地法人を通じ多数の通信インフラ整備事業に携わっており地域に密着した活動を行なっております。

 このたびの受注は、こうした当社のシステム供給の実績とともに優れた技術力やプロジェクト遂行能力およびロシアでの実績・サポート体制が高く評価されたことによるものと考えております。

 NECは海底ケーブルシステムを含め通信インフラ整備事業のグローバル展開に今後も積極的に取り組んでいく所存です。

 NECの光海底ケーブルシステムの実績、およびこのたび受注したプロジェクトの概要は別紙をご参照ください。


以 上


■NECの光海底ケーブルシステムの実績
 NECは、過去30年以上にわたり、太平洋・アジア地域を中心に世界中の主要海底ケーブルシステムの敷設に携わっており、数々のプロジェクトにおいて、システムの品質及び実行面での信頼性が評価されております。アジア地域では、APCN2ケーブル、EAC2ケーブル、日豪間を結ぶAJCケーブルなどほとんどの大規模地域海底ケーブルシステムの建設に携わり、各国の国内海底ケーブルシステムプロジェクトにも参画しています。最近では、2002年11月にタイ~インドネシア~シンガポールを結ぶTIS海底ケーブル、2003年7月に米国でアラスカとオレゴン州を結ぶ総延長2,500kmのAUFS海底ケーブルシステム、2004年5月にはインドネシア・マレーシア間を結ぶ160kmのDMCS海底ケーブルシステム、2005年6月にはインドネシア国内を結ぶ1,080kmのJasuka海底ケーブルシステム、EAC1青島延長海底ケーブルシステム(350km)、10月にはインド・スリランカ両国を結ぶ320kmの海底ケーブルシステム、2006年5月にはモルジブ・スリランカ両国を結ぶ1065kmの海底ケーブルシステムの受注を獲得しております。

■NECのロシア事業
 NECは、ソビエト連邦時代から過去30年以上にわたり、ロシアの通信インフラ構築に寄与してきた。特にロステレコム社は、総延長30,000km以上にわたる最先端の光通信システム、世界最長のシベリア横断マイクロをはじめとする総延長9,000km以上のマイクロ波通信システム、衛星通信システム等、数多くの基幹通信システムの納入実績がある最重要顧客の一つである。
 その他、日露初のハイテク合弁企業であるNEC Neva Communications Systems社(1997年設立)における交換機の合弁生産、ロシア科学アカデミー傘下の試作工場であるEZAN社への光通信技術移転など、最先端の技術移転を積極的に行ってきた。 また、携帯電話ビジネスにおいては、モバイルインターネットを実現するアプリケーションプラットフォームの提供やインフラシステムの基地局間無線伝送装置として主に使われているパソリンクを累計24,000システム以上納入しており、携帯電話サービスの向上に貢献している。
 2005年7月には、販売会社NEC Infocommunicationsをモスクワに設立し、現地により密着した営業・CS向上活動を展開すると共に、今後は、ロシアにおいても本格化が予想されるNGN(次世代ネットワーク)分野への貢献や、具体化が想定されている第三世代携帯電話(3G)インフラシステムの提供を目指します。

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