シャープ、富山事業所で太陽電池用シリコンの生産を開始
太陽電池用シリコンの生産を開始
シャープ ソーラーシステム事業本部 富山事業所を新たに開設
シャープは、世界的な太陽電池の需要拡大にともなう原材料の安定確保のために2007年1月より、新たにソーラーシステム事業本部 富山事業所を開設し、太陽電池用シリコンの生産を開始します。
2005年2月、京都議定書が発効し、地球温暖化ガスの排出削減に向けた取り組みが加速する中、太陽電池需要が急拡大しています。さらに、IC産業でも旺盛な需要にこたえるため、ウェハの大型化が進み、シリコン原材料の需要が増大したこともあって、太陽電池用シリコンの安定確保が重要課題になっています。
当社ではこれまで、セルの薄型化やセル/モジュールの歩留まり向上等により、シリコン原材料の効率利用を進める一方、端材等の再利用技術や不純物を効率的に精製する技術の開発に努めてきましたが、このほどその目途がつきましたので、富山事業所で太陽電池用シリコンの生産を開始することといたしました。
当社では、太陽電池の高まる需要に対応するため、部材メーカー等との連携をさらに深めるとともに、原材料からウェハ、セル、モジュールの一貫生産体制の確立により、太陽電池の世界シェアNo.1企業として、一層の事業拡大を図ってまいります。
<ソーラーシステム事業本部 富山事業所の概要>
■所在地:
富山県富山市西宮町3-1(昭和タイタニウム株式会社の敷地内)
■人員:
約200名
■年間生産能力:
約1,000トン
■投資額:
約50億円
■生産開始:
2007年1月