マツモトキヨシ、10月1日付で株式移転により持株会社を設立
株式移転による持株会社設立に関するお知らせ
平成19年5月18日開催の当社取締役会において、当社は平成19年10月1日を期日として、下記のとおり株式移転により完全親会社を設立することを決定いたしましたので、お知らせいたします。
記
1.株式移転による持株会社設立の目的
(1)背景および目的
ドラッグストア業界においては、美と健康に対するニーズの高まりを受け、更なる市場拡大が期待される一方、業種/業態を越えた競争が激しくなるなど、当社グループを取り巻く環境は厳しさを増しております。このような環境下においても、継続した成長を実現し、企業価値の増大を目指すために、当社グループは、持株会社体制に移行することといたしました。
その狙いは以下の2点です。
1)持株会社がグループ全体の経営戦略を立案し、重複した各社の本社機能を効率化する一方、グループ各社は地域密着型の営業を行うことで、これまで以上に顧客視点に立ち、お客様の高度化するニーズに応えられるようになります。
2)当社は、FC/業務提携/M&Aといった手法を用いて、グループの拡大を推進しておりますが、持株会社体制は、これまで以上により柔軟な再編機会を提供します。
現在、当社では、1.専門性の強化と効率化:顧客ニーズに迅速に対応できる販売店舗の運営と顧客満足度を高める人材教育の実施、2.M&A/FC展開の機動的推進:スケールメリットを活かしたNB商品の原価低減とPB商品の販売力の強化、3.競争力のある企業グループの実現:新業態の開発や製造・配送・販売の垂直統合を行うなど新しいビジネスモデルの確立、という3つの施策を推進しておりますが、持株会社体制への移行によりこれらの施策の推進力をさらに強くすることで、企業価値の増大を図っていきたいと考えております。
当社は、平成19年6月28日に開催予定の定時株主総会での承認を前提に、平成19年10月1日を期日として、株式移転方式により持株会社を設立いたします。持株会社(完全親会社)は、東京証券取引所への新規上場を申請する予定です。併せて、同取引所に上場している当社は、持株会社の完全子会社となるため、上場廃止する予定です。
(2)持株会社体制の概要
当社は、次に示す方法で持株会社体制への移行を実施する予定です。
<ステップ1>
平成19年10月1日を株式移転の日として、株式移転方式により持株会社を設立することにより、当社は持株会社の完全子会社となります。
<ステップ2>
平成20年1月を目処に、当社(分割会社)が保有する、当社子会社および関連会社等の支配および管理にかかる営業を、持株会社(承継会社)へ承継する会社分割を実施する予定です。
持株会社体制への移行スキームの概要につきましては、別紙(持株会社体制への移行スキーム)を参照下さい。
また、会社分割につきましては、詳細が決まり次第お知らせいたします。
※以下、株式移転の要旨など詳細は添付資料をご参照ください。