新キャタピラー三菱、20トンクラスの油圧ショベルにスリムな車体幅の新機種を追加
20トンクラスの油圧ショベルに新機種を追加
スリムな車体幅で搬入路の狭い現場でも活躍
「ACERT(R)」を搭載し、オフロード法に適合
新キャタピラー三菱株式会社(本社:東京都世田谷区用賀4丁目10-1、社長:広瀬 正典、資本金:231億円)は、CAT(R)油圧ショベル「REGA(レガ)」Dシリーズの20トンクラスに、標準機と同等の安定性を保ちながら車体幅がスリムな新機種を加え、5月25日に新発売します。
新発売するのは、CAT320D LN「REGA」(バケット容量0.8m3、運転質量21.2トン)です。
新機種の追加により、当社の20トンクラス油圧ショベルは、先月新発売した標準機CAT320D「REGA」、汎用小旋回機CAT320D RR「REGA」、後方超小旋回機CAT321D CR「REGA」とそれぞれのロングクローラ仕様3機種を合わせ、7機種にまで拡充。業界一のラインアップで、多種多様な現場とお客さまのニーズにお応えします。
今回新発売のCAT 320D LN「REGA」は、12トンクラスと同等の車体幅により、現場搬入路や橋梁など輸送経路が狭い都市部の解体現場や山間部の道路工事現場などでも作業可能です。もちろん、足回りの長いトラック全長とヘビーカウンタウエイトにより、前方・側方ともに標準機と同等の安定性を確保し、20トンクラスに求められる高い生産性を発揮します。また、排出ガスに含まれる有害物質を大幅に低減した新世代環境対応型エンジン「ACERT(アサート)」を搭載し、オフロード法をはじめ欧米の排出ガス規制にも適合したハイレベルの環境性能も実現しました。さらに、国土交通省超低騒音型建設機械の基準を標準でクリア(指定申請中)するなど、快適なオペレータ環境を備えた製品となっています。
CAT320D LN「REGA」の主な特長は以下の通りです。
1.新世代環境対応型エンジン「ACERT」を搭載
(1)吸気/排気システム・燃料噴射システム・電子制御システムなどキャタピラー社独自の最先端技術により燃焼行程を効率的に制御し、排出ガスを飛躍的にクリーンにした新世代環境対応型エンジン「ACERT」を搭載。オフロード法※1にも適合しています。
※1オフロード法:特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律
2.スリムな車体幅と高い生産性を両立
(1)12トンクラスと同等のトラック幅と、4,445mmの長いトラック全長を備えたロング&ナロー(LN)トラックを足回りに採用。さらにヘビーカウンタウエイトを装着して、狭隘地での作業性を高めるとともに、標準機と同等の安定性も確保しました。これにより、現場搬入路や輸送経路の制約から搬入が困難であった現場でも、20トンクラスならではの高い生産性を発揮することが可能になりました。
3.快適なオペレータ環境の実現
(1)ダブルデッキエンジンフードなど騒音低減技術の採用により、国土交通省超低騒音型建設機械の基準を標準でクリア(指定申請中)。ガラス面積広く、頭寒足熱機能付き大容量フルオートエアコン装備のキャブを採用するなど、快適なオペレータ環境を実現しました。
4.主な仕様
添付資料をご参照ください。
5.標準販売価格(販売標準仕様、工場裸渡し、税別)
CAT320D LN「REGA」(GLC-T5) 18,800,000円
6.目標販売台数
年間 30台
以 上