忍者ブログ

ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

ニュースサイトなど宛てに広く配信された、ニュースリリース(プレスリリース)、 開示情報、IPO企業情報の備忘録。 大手サイトが順次削除するリリースバックナンバーも、蓄積・無料公開していきます。 ※リリース文中の固有名詞は、発表社等の商標、登録商標です。 ※リリース文はニュースサイト等マスコミ向けに広く公開されたものですが、著作権は発表社に帰属しています。

2024'11.26.Tue
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2007'05.31.Thu

アジレント、インライン3次元自動X線検査システムを発表

製品名: Agilent Medalist x6000 自動X線検査システム

アジレント・テクノロジーが、
業界最高速のインライン3次元自動X線検査システムを発表
既存3次元検査システムの2倍以上の高速化を実現


 アジレント・テクノロジー株式会社(社長:海老原 稔、本社:東京都八王子市高倉町9番1号)は、プリント基板上のはんだ付けや製造時の組み立て不良などを検出できるインライン3次元X線検査システムの最新モデル「Agilent Medalist x6000 自動X線検査システム」を発表、本日より販売を開始します。
 出荷開始は2007年10月を予定しています。販売開始後1年間で10億円の販売を目指します。
 今回発表の「Agilent Medalist x6000」は、不良検出機能を犠牲にすることなく、お客様の製造コスト低減に貢献する製品です。フル3次元解析機能を使用しながら、既に市場にある製品の2倍以上のスループットを実現しています。

 アジレントのEMT R&Dマネージャであるジェイ・ステプレトン(Jay Stepleton)は次のように語っています。
 「Agilent Medalist 5DXシステムは、既に800システム以上の納入実績があり、3次元X線検査における事実上の業界標準となっています。次世代のMedalist x6000は、3次元のスループットと不良検出機能を今日の複雑なプリント実装基板のニーズに対応すべくX線機能を拡張しています。」

 Medalist x6000のスループット改善には利点が2つあります。1つめは、量産時に必要となるシステム数を減らし、設備投資を半減させることができるという点です。2つめは、ノート型パソコンなど量産される製品向けで、従来は検査スピードが問題となり、インラインでのX線検査ができなかったプリント基板に対しても信頼性の高い3次元X線検査が可能になり、製品の市場品質向上を実現できる点です。

 現在実装基板の検査には、検査スピードが高速で、比較的低価格な光学式外観検査装置(AOI)が一般的に使われていますが、現在基板への搭載が急速に進んでいるBGAなどの表面実装部品のはんだ接合部の状態は、このAOIでは検査できません。また、従来片面実装のプリント基板が主流だった一部のアプリケーションにおいては、高速の2次元X線検査装置が使われてきました。しかしながら、現在そして将来、ますます一般的になってくる両面実装のプリント基板では高性能の3次元検査が必要となってきます。これは、高密度で実装されているはんだ接合部が表面のものなのか裏面のものなのかを識別する必要があるためです。一般的な通信やコンピュータ製品では、はんだ接合部の35%以上が表面と裏面で重複しています。このような基板を従来の2次元検査装置で検査する場合には、片面ずつ検査を行うため検査効率を犠牲にする必要がありました。たとえば、2次元検査装置に低速の3次元検査オプションなどを追加することで、このような基板の検査に対応してきました。しかしながら、この方法ではスループットが十分でないという問題がありました。アジレントでは、この問題に対応するため、高速スループットで3次元検査を行ない、両面基板を1回の検査で実現できる「Agilent Medalist x6000」を開発しました。アジレントの自動X線検査システムでは、数値化された定量的なデータをもとに診断を行うため、虚報率を抑えた的確な不良検出を実現できます。


主な特長

* 従来機種に比べ、2倍以上のテスト・スループットを実現:
 従来機種は、世の中の3次元自動X線検査としては最高の検査速度でしたが、基板の表面、裏面のはんだ接合部の最適な画像を得るための基板移動に時間を要していました。「Agilent Medalist x6000」では、この課題を解決するためにディジタル画像再構築技術を搭載しました。加えて、基板の物理的な移動の効率化や画像処理の並行化などによって、従来機種に比べ最大2倍以上のテスト・スループットを実現しました。

* 先進のテスト開発環境:
 「Agilent Medalist x6000」は、エンジニアの経験不足や手動操作による人的ミスを最小限に抑えるために、複数の自動テスト開発機能を統合した新たな開発環境を提供しています。この開発環境を利用すれば、経験の浅いエンジニアでも従来の半分の時間で、高品質で幅広い検査を行なえるプログラムを作成することが可能となります。

* はんだ接合部の定量解析が製造プロセス改善にも寄与:
 x6000では、基板に実装された部品のはんだ接合部の状態を定量的に数値解析することが可能です、この情報を前工程にフィードバックすることで、はんだ付けプロセスの改善に寄与します。


Agilent Medalist自動X線検査システムについて
 Medalist x6000およびMedalist 5DXは、エレクトロニクス機器製造業界に向けたアジレントの戦略製品です。Agilent Medalistシリーズ 自動X線検査システムは、今日の複雑なプリント基板実装における不良検出に必要となる幅広い検査可能範囲と柔軟性を兼ね備えています。

 さらに詳しい情報は以下のウェブサイトでご覧いただけます。
 http://www.agilent.com/see/axi


販売方針
*目標市場:通信、コンピュータ関連機器をはじめとするエレクトロニクス機器の製造部門向け
*参考販売価格: 約7000万円から
*販売開始後1年間での販売目標: 10億円
*販売・出荷開始日: 2007年10月


お客様からのお問い合わせ先:
 計測お客様窓口 電話:0120-421-345


アジレント・テクノロジーについて
 アジレント・テクノロジー(NYSE:A)は、コミュニケーション、エレクトロニクス、ライフサイエンス、化学分析市場における世界のプレミア・メジャメント・カンパニーであり、またテクノロジー・リーダーでもあります。19,000名の従業員を擁し、110カ国以上でビジネスを展開しています。アジレントは、2006年度、50億ドルの売上高を達成しました。アジレント・テクノロジーの情報は、以下のウェブサイトでご覧ください。
 http://www.agilent.co.jp

PR
Post your Comment
Name:
Title:
Mail:
URL:
Color:
Comment:
pass: emoji:Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
trackback
この記事のトラックバックURL:
[28633] [28632] [28631] [28630] [28629] [28628] [28627] [28626] [28625] [28624] [28623
«  BackHOME : Next »
広告
ブログ内検索
カウンター

忍者ブログ[PR]