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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2024'11.24.Sun
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2007'06.13.Wed

セイコーエプソン、USB2.0ストレージコントローラーLSIをサンプル出荷

セイコーエプソン、業界初*1 USBソフトウェア内蔵型USB2.0ストレージコントローラLSIを開発! 
- ソフトウェア開発者の負担を大幅に軽減 -


 セイコーエプソン株式会社(社長:花岡清二)は、この度、業界で初めてUSB2.0のソフトウェアを内蔵し、USB2.0 High Speedに対応したUSB2.0 ストレージコントローラLSI「S1R72U16」を開発、今月よりサンプル出荷(サンプル価格:税抜き1,000円)を開始いたしました。

 近年、市場価格の下落と大容量化によりUSBメモリが急激に普及しており、様々な組込機器においてもその用途が広がっています。しかしながら、現状、組込機器にUSB2.0 High Speed機能を付加するためには、ユーザー自身がUSB2.0のソフトウェアを開発もしくは導入、組み込み、動作検証などを行う必要があり、製品のソフトウェア開発者にとって大きな負荷になっております。また、組込機器においてUSB2.0 High Speed機能を付加しても、様々な要因で期待する転送レートが実現できないといったケースも見られます。

 新製品「S1R72U16」は、『自社の組込機器にUSBホスト機能を搭載して、USBメモリや外付けハードディスクを接続したい。簡単に、短期間で、開発工数を掛けずに、高速データ転送を実現したい』というユーザーの声に応える新製品です。

 エプソンはUSB2.0 High SpeedコントローラLSI製品を重要製品と位置付けて、"USBのEPSON"を目指し、今後も製品ラインナップを拡充していきます。


■「S1R72U16」の主な特長
○特長1:USB2.0 ソフトウェアの開発が不要
 USB2.0のソフトウェア(USBプロトコルホストスタック、Mass Storage ClassおよびHUB Class)をオンチップに内蔵しているため、ユーザーは新規にUSB2.0のソフトウェアを開発する必要がありません。

○特長2:高速データ転送を実現
 ATA100とUSB2.0 High Speedの接続で約240Mbps強の高速データ転送レート(*2)が実現できます。

○特長3:システムとの接続が容易
 システムのIDEバスもしくは16bit汎用CPUバス(メモリバス)に本製品を接続していただくだけです。

○特長4:充実した開発サポート環境
 ユーザーの開発負荷を軽減するため、充実した開発サポート環境を提供いたします。
 ・開発サポート機能内蔵(本製品とPCを接続して処理履歴をモニタ可能)
 ・USBロゴ認証(Embedded Host)用機能(ソフトウェア含む)を内蔵
 ・各種ドキュメント、FAQ、アプリケーションノート、評価ボードの提供

*1:当社調べ。(USB2.0 High Speed対応 ホストコントローラ用LSIとして)
*2:当社測定環境にて。


以上

■「S1R72U16」のシステム構成例
(※ 関連資料を参照してください。)

■「S1R72U16」の概略仕様
1)USB2.0 ホスト機能
 ・USB2.0 High Speed(480Mbps) 及び Full Speed(12Mbps)転送サポート
 ・USB2.0のソフトウェアを内蔵(プロトコルホストスタック/USB Mass Storage Class/USB HUB Class)

2)IDEインタフェース
 ・CPUインタフェース端子共有、外部設定端子により切り替え
 ・ATA/ATAPI 6に対応 PIOモード0~4、Multi Word DMAモード0~2、UDMAモード0~5

3)CPUインタフェース
 ・IDEインタフェースと端子共有、外部設定端子により切り替え
 ・16bit 汎用CPUインタフェース(メモリバス)
 ・DMA搭載
 ・Little Endian対応

4)その他
 ・クロック入力:12MHzおよび24MHz水晶発振子対応(発振回路及び帰還抵抗1MΩ内蔵)
  ※エプソントヨコム製FA-128を推奨
 ・電源電圧:USB 3.3V、IDE 3.3V(CPUIF:1.8V~3.3V)、内部 1.8V
 ・パッケージ:12mm角QFP、0.5mm pitch、80pin(「S1R72U16F14E100」)
        8mm角PFBGA、0.8mm pitch、81ball(「S1R72U16B08E100」)
 ・動作温度範囲:-40℃~85℃
 ・サンプル価格:税抜き1,000円(出荷中) ※但し、CPUインタフェースについては現在評価中です。 


(※ 製品画像、システム構成例は関連資料を参照してください。)

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