ジュニパーネットワークス、優れた投資保護を実現する次世代コアルーター「T1600」を発表
ジュニパーネットワークス、次世代コアルーター「T1600」を発表
- パフォーマンス、スケーラビリティ、サービスコントロールを強化、優れた投資保護を実現 -
ジュニパーネットワークス株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:大須賀 雅憲。以下、ジュニパーネットワークス)は本日、「Tシリーズ」ファミリーの最新製品となる「T1600」コアルーターを発表しました。業界標準ラック基準シングルハーフラックシャーシで業界最高水準のスループット1.6Tbpsを実現するサービスアウェア「T1600」コアルーターは、リッチサービスへの対応を求められているサービスプロバイダに対して、次世代ネットワークの要求も含め、高まる市場のニーズに確実に応える柔軟性とサービスコントロールを提供します。さらに、10年以上にわたるコアルーティングの技術革新に裏付けられた比類のない拡張性を提供し、今後のサービスプロバイダ・ビジネスに必要不可欠な新たな収入源を支える画期的なリッチサービスを実現し、競争上の優位性を向上させる投資保護に寄与します。
ブリティッシュ・テレコム(BT)グループの最高技術責任者(CTO)であるマット・ブロス(Matt Bross)氏は、次のように述べています。「BTグループでは、21st Century Next Generation Networkの構築の一環として、サービスをアプリケーション化することが可能となるIPベースのネットワーク世界へ移行し、その上、これまで実現が困難であったコントロール セッション&リソース管理機能を充実し、エンドユーザーに対して提供可能なサービスの選択肢と柔軟性を提供することを目指しています。ジュニパーネットワークスの『T1600』マルチテラビット級コアルーターは、ネットワークにその都度機器を追加することなく、高まるトラフィック需要と将来のサービス要求計画に合わせてネットワークキャパシティを柔軟に増やすことが可能なため、21CNにおける新サービスの展開速度の向上と、サービス面でより優れたエンドユーザー体験の提供が実現するほか、以前に導入した『Tシリーズ』に対する投資を最大限に活用できます。」
◆TCO(運用にかかる総コスト)を引き下げる拡張性
マルチシャーシ展開を念頭に設計された「T1600」は、標準のシングルラックにおいて最大で3.2Tbpsまでスループットを拡大できます。これは競合他社と比較して2倍以上の密度に相当します。業界で最も消費電力効率に優れたルーターである「T1600」の電力消費は、競合他社と比較して49%少なくなります。さらに、設置に必要なラックスペースも60%程度削減できます。
◆敏捷性、投資保護、サービスコントロール、シームレスなアップグレード
ジュニパーネットワークスは、サービスプロバイダが高まるビジネス要求に対応しながら、コストを最小限に抑えながらサービスを柔軟に拡張できるように、「Tシリーズ」への投資と機能強化を継続して行います。「T1600」は、モジュラー型「JUNOS」オペレーティングシステムを搭載し、既存の「Tシリーズ」ルーターとコンポーネントを共有しているため、「T640」ルーターからのシームレスなアップグレードが可能です。「T640」から「T1600」へのアップグレードは、サービスを一切停止させることなく約90分程度で完了します。
Yankee Groupのサービスプロバイダ・インフラストラクチャ・ソリューションズ担当副社長であるマーク・ビーバリッチ(Mark Bieberich)氏は、次のように述べています。「サービスプロバイダがIPTVやインターネット動画サービスの急成長を支えなければならないことを受けて、コアルーター市場は新たな成長局面に入りつつあります。このような需要の急増を念頭に置きながら、コアルーターベンダーは、製品ライフサイクルを拡大延長し、新たなスケール領域へ到達、拡張性の新たな水準を打ち立て、システムの低コストかつ無停止によるアップグレードを可能にすることが重要になってきます。ジュニパーネットワークスは、『T1600』によってこれらの要件を満たしました。」
モジュラー型「JUNOS」オペレーティングシステムを搭載する「T1600」は、四半期ごとの定期的かつタイムリーなリリースによって、サービスプロバイダに必要な高機能をいち早く実装します。ジュニパーネットワークスの卓越したソフトウェア開発における経験・知見と業界での実績により、ネットワーク管理者の負担の軽減に貢献し、運用コストの引き下げを可能にするほか、ネットワーク全体において一貫した運用を実現、また、モジュラー型「JUNOS」オペレーティングシステムによる無停止の拡張性を提供します。また、P2MP(point-to-multipoint)MPLS機能により、コアネットワークにおける効率的なコアビデオ配信と光ネットワーク統合の継続的な改善利用を実現します。10GE光インターフェース、40Gbpsインターフェースカード光トランスポートとIPインフラストラクチャを介して比類のない相互運用性とサービスの実現を含め、「JUNOS」の全機能が「T1600」でサポートされます。
ジュニパーネットワークスのすべてのルーターがそうであるように、「T1600」も「Session Resource Control(SRC)」製品ファミリーを通じて、完全なポリシー対応と管理を実現します。この画期的なアプローチは、サービス&リソースコントロール管理を最適化かつ効率化するだけでなく、VoD(ビデオオンデマンド)やブロードキャストビデオなどのマルチプレイアプリケーションのみならず、固定とモバイルの融合(Fixed Mobile Convergence)やIMS(IP Multimedia Subsystem)に代表される、サービスプロバイダ・ビジネスにおける差別化要因となる数多くのソリューションの開発ならびに展開速度を速めます。
ジュニパーネットワークスのアジア太平洋地域CTO(最高技術責任者)であるマット・コロン(Matt Kolon)は、次のように述べています。「ジュニパーネットワークスの創業以来の成功を支えてきたのは、技術革新です。そして、10年以上におよぶエンジニアリングへのコミットメントと資本投下の頂点を成すのがこの『T1600』です。『T1600』は、当社従来製品と比較して2倍以上のスケールとハイパフォーマンスを提供します。サービスセントリックである次世代コアネットワーク全域で発揮される信頼性は、お客様のマルチサービスにおける満足度とサービスプロバイダにとっての新たな収益源という点で、必要不可欠になるでしょう。『T640』から『T1600』への無停止かつコスト効果に優れたアップグレードパスは、次世代ネットワークへの展開において最適化され、アジャイルでオープン、そしてカスタマイズ可能なソリューションとして、収益計上までの時間と経費をともに削減します。」
「T1600」コアルーターは、2007年第4四半期に提供が開始される予定です。
ジュニパーネットワークスの「Tシリーズ」に関する詳しい情報は、以下のURLでご覧になれます。
http://www.juniper.co.jp/products_and_services/t_series_core_platforms/
<ジュニパーネットワークスについて>
ジュニパーネットワークスは、ハイ・パフォーマンス・ネットワーキングのリーダーです。サービスおよびアプリケーションを一元化されたネットワークでの展開を加速するのに不可欠な、即応性と信頼性の高い環境を構築するハイ・パフォーマンスなネットワーク・インフラストラクチャを提供するジュニパーネットワークスは、お客様のビジネス・パフォーマンスの向上に貢献します。ジュニパーネットワークスに関する詳細な情報は、以下のURLでご覧になれます。
www.juniper.co.jp
<ジュニパーネットワークス株式会社について>
〒163-1035 東京都新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワーN棟35階
電話番号(代表):03-5321-2600
*Juniper Networks、JUNOS、およびJuniper Networksロゴは、米国をはじめ世界各国でJuniper Networks, Inc.の商標として登録されています。その他記載されている商標、サービス・マーク、登録商標、登録サービス・マークは、各所有者に所有権があります。