泰星コイン、「エルジェ生誕100周年記念タンタン・ユーロコイン」を発売
フランス国立造幣局(モネ・ド・パリ)鋳造/フランス共和国発行
『エルジェ生誕100周年記念タンタン・ユーロコイン』
5月23日(水)より国内先行販売開始
泰星コイン株式会社(本社:東京/社長:岩村徹)は「エルジェ生誕100周年記念タンタン・ユーロコイン」の日本国内での販売を、5月23日(水)より開始いたします。
このコインは、ベルギー在MOULINSART S.A.承認、株式会社ムーランサールジャパン監修のもとフランス国立造幣局(モネ・ド・パリ)にて鋳造、フランス共和国より発行されました。泰星コイン株式会社が総輸入元となり、海外での販売開始に先駆け、国内で先行販売致します。
■作者「エルジェ」と作品「タンタンの冒険」
作者「エルジェ」は1907年5月22日、ベルギーのブリュッセルで生まれました。ボーイスカウト活動をしていた彼はボーイスカウトの雑誌で作品を発表するようになり、その後、子供雑誌の編集長を経て1929年ベルギーの子供向け新聞「プチ20世紀」の連載漫画で、タンタンと言うキャラクターを初めて世の中に送り出しました。
主人公の少年記者タンタンはくるっと跳ねたブロンドの前髪とニッカボッカがトレードマークで、相棒の白いフォックステリア犬、スノーウィは食いしん坊であわてん坊ながらタンタンのピンチには一番に駆けつける頼もしい味方です。一人と一匹の冒険旅行はソビエト、コンゴ、アメリカ、エジプト、中国そして月にまで及び、その単行本は世界の50カ国以上の言語に翻訳され、コミック全24巻で2億8千万冊以上が販売されています。
■ベルギーのキャラクターを起用したフランス共和国発行のユーロコインを日本で先行発売
そんなコミック世界の名作を描きあげたエルジェの生誕100周年と言う節目を迎えた今年、タンタンとその仲間が、ベルギー在MOULINSART S.A.デザインの洗練されたカラーコインとして登場しました。この記念コインは日本国内だけで先行発売された後、全世界で販売されます。初めてフランス共和国発行のユーロコインの表面デザインとして採用されたタンタンはベルギー、フランスに留まらず欧州はもとより世界中で人気のあるベルギーのコミック・キャラクターで、「インディ・ジョーンズ」(スピルバーグ監督)のモデルになったとも言われています。現在スピルバーグ監督はこの「タンタンの冒険」(2009年公開予定)の映画製作に着手しています。
■デザインは「エルジェ」と「タンタンの冒険」の登場人物
MOULINSART S.A.の専属デザイナーが、このコインのために制作した特別なデザインは、全てのコインに共通して挿入された「エルジェ」の肖像とテーマ毎に円の中に描かれた「タンタンの冒険」の人気登場人物で5種類。
商品は6種類で1オンス金貨<タンタンとスノーウィ>252,000円、1/4オンス金貨<タンタン>78,750円、5オンス.950銀貨<タンタンとスノーウィ(1オンス金貨と共通デザイン)>49,875円、銀貨3種<タンタンとハドック船長><タンタンとチャン少年><タンタンとビーカー教授>が各10,500円、また銀貨3種セットが31,500円です。(いずれも消費税、送料込み)
■ヨーロッパで最も格式と伝統のあるフランス国立造幣局(モネ・ド・パリ)で鋳造
芸術のフランス、ヨーロッパで最も格式と伝統があり、またコインのデザイン性で「最高級」と絶賛されるモネ・ド・パリが隣国ベルギーで生まれ、世界で大人気のキャラクターのカラーコインを鋳造致しました。
■デザインと解説
●裏 面(金貨・銀貨共通)
金貨・銀貨共通の裏面は、モネ・ド・パリの『ユース(YOUTH)』シリーズに使用されている絵柄をベースに、デザインされました。魔法の杖を回すと現れる星をちりばめたデザインに「CENTENAIRE D’HERGE(エルジェ100周年)」と言う文字が刻印されています。
●表 面
【1オンス金貨&5オンス.950銀貨】
<タンタンとスノーウィ>
このデザインは第17作「月世界探険」からの1コマで、タンタン一行を乗せたロケットが月への着陸準備に入った際、「横になる」の意味を取り違えてパジャ
マに着替えたデュポン&デュボンを呆れて見ているタンタンとスノーウィを描いています。
【1/4オンス金貨】
<タンタン>
南米を舞台にした第6作「かけた耳」は一度盗まれた「アルンバヤの像」が元通り民族学博物館に戻されたところから冒険は始まります。このデザインはその像のちょっとした違いに気づき、事件性を感じたタンタンが考え事をしながら歩いていた為、鉄柱に衝突して、スノーウィに諭されているシーンからの1コマです。
【銀 貨】
<タンタンとハドック船長>
第20作「タンタン チベットをゆく」において、飛行機事故で殆ど生存が絶望的なチャン少年を助けに行くと言うタンタンと、それを諦めるよう説得しているハドック船長を描いています。結局、ハドック船長もタンタンの強い意志には勝てずに同行し、共に苦難の旅をする事になります。
<タンタンとチャン少年>
日本人にはちょっと耳に痛い展開の第5作「青い蓮」からの1コマで、悪漢ミツヒラト氏が放った暗殺者の口車にのって写真を撮ろうとポーズをとるタンタンとチャンを描いています。その後カメラに内蔵された機関銃で撃たれますが、チャンの機転でタンタンは逆にこの暗殺者を捕まえます。
<タンタンとビーカー教授>
突然ビーカー教授から招聘され、シルダビアの原子力センターに着いたタンタンとハドック船長。第16作「めざすは月」で久し振りに対面した彼は右側の耳が聞こえにくく、前近代的な補聴器を使っての会話のシーンです。この後ビーカー教授に説得されたタンタンとハドック船長は、共に月ロケットに搭乗する事に・・・。
※デザイン、商品概観などは関連資料を参照
『エルジェ生誕100周年記念タンタン・ユーロコイン』発売概要
※ 関連資料参照
(※参考資料あり)