東北電力、中国の水力発電CDMプロジェクトに参加
中国の水力発電CDMプロジェクトへの参加について
当社は、地球温暖化防止に向けた取り組みとして、中国の発電事業者が実施する水力発電CDM(注)プロジェクトに参加することとし、5月25日、CO2クレジットの購入契約を締結いたしました。
本CDMプロジェクトは、四川省の発電事業者が水力発電所を新たに建設・運営し、発電した電気を地域の電力系統に供給するもので、CO2を排出しない水力発電の導入によって化石燃料の消費が抑制されることとなります。これにより2012年までに合計59万トン程度のCO2排出量が削減される見込みで、当社は本CDMプロジェクトから創出されるCO2クレジットを購入します。
今後、本CDMプロジェクトの国連登録に向け、日本・中国両政府承認などの必要な手続きを進めていきます。
なお、当社は既に雲南省と四川省の発電事業者が実施する2件の水力発電CDMプロジェクトに参加することとし、3月5日にCO2クレジット購入契約を締結しておりますが、今回、新たに四川省の発電事業者が実施するCDMプロジェクトから創出されるCO2クレジットについて購入することとしたものです。
当社は、今後とも地球温暖化問題への取り組みを重要な課題として位置づけ、原子力発電や高効率ガスコンバインドサイクル発電の開発・導入など電力設備面の対策や、効率的なエネルギー利用の提案など電気利用面の取り組みに加え、国際的な取り組みによるCO2クレジットの獲得など、国内外における地球温暖化防止に向けた対策を積極的に推進していきます。
プロジェクトの概要は別紙のとおりです。
以上
(注)CDM(クリーン開発メカニズム:Clean Development Mechanism)
温室効果ガスの削減目標を国際協調によって達成するための仕組みである「京都メカニズム」の一つ。途上国で温室効果ガス削減プロジェクトを実施した先進国は、その削減分を自国の目標達成に利用できる制度。
●(別紙)中国の水力発電CDMプロジェクトの概要(PDFファイル)
(※ 関連資料を参照してください。)