日本産業機械工業会、9月の産業機械受注状況を発表
平成18年9月 産業機械受注状況
1.概 要
本月の受注高は、6,245億9,000万円、前年同月比63.8%となった。
内需は、4,414億9,700万円、前年同月比116.9%となった。
内需のうち、製造業向けは前年同月比114.8%、非製造業向けは同172.6%、官公需向けは同72.9%、代理店向けは同96.4%であった。
増加した機種は、ボイラ・原動機(183.7%)、鉱山機械(106.8%)、化学機械(冷凍含)(105.1%)、プラスチック加工機械(131.8%)、圧縮機(129.1%)、変速機(100.7%)の6機種であり、減少した機種は、タンク(79.6%)、ポンプ(76.4%)、送風機(78.2%)、運搬機械(96.3%)、金属加工機械(77.4%)、その他機械(97.7%)の6機種であった(括弧の数字は前年同月比)。
外需は、1,830億9,300万円、前年同月比30.5%となった。
プラントは、2件、454億4,500万円であり、前年同月比は11.6%であった。
増加した機種は、鉱山機械(359.3%)、圧縮機(189.3%)、送風機(166.3%)、変速機(111.6%)、金属加工機械(163.3%)の5機種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機(63.1%)、化学機械(冷凍含)(19.6%)、タンク(15.7%)、プラスチック加工機械(79.9%)、ポンプ(81.3%)、運搬機械(65.6%)、その他機械(比率は今月の受注金額がマイナスのため計上できず)の7機種であった(括弧の数字は前年同月比)。
2.機種別の動向
(1)ボイラ・原動機
電力、その他非製造業の増加により前年同月比127.6%となった。
(2)鉱山機械
その他非製造業、外需の増加により同130.4%となった。
(3)化学機械(冷凍機械を含む)
外需の大幅な減少により同38.2%となった。
(4)タンク
外需、その他非製造業の減少により同36.9%となった。
(5)プラスチック加工機械
外需、一般機械の減少により同99.9%となった。
(6)ポンプ
官公需、外需の減少により同77.4%となった。
(7)圧縮機
外需の増加により同156.3%となった。
(8)送風機
化学、鉄鋼、官公需の減少により同82.0%となった。
(9)運搬機械
外需、卸・小売、その他非製造業、鉄鋼、造船の減少により同86.6%となった。
(10)変速機
窯業土石、外需の増加により同102.7%となった。
(11)金属加工機械
一般機械、鉄鋼の減少により同95.6%となった。