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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

ニュースサイトなど宛てに広く配信された、ニュースリリース(プレスリリース)、 開示情報、IPO企業情報の備忘録。 大手サイトが順次削除するリリースバックナンバーも、蓄積・無料公開していきます。 ※リリース文中の固有名詞は、発表社等の商標、登録商標です。 ※リリース文はニュースサイト等マスコミ向けに広く公開されたものですが、著作権は発表社に帰属しています。

2025'03.05.Wed
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2007'03.12.Mon

ルネサステクノロジ、欧州・アジア地域のTVシステム向け音声多重デコーダLSIを製品化

欧州・アジア地域のTVシステム向け音声多重デコーダLSIを製品化

― NICAM/A2の音声多重方式に対応した、24ピン小型パッケージ製品 ―


 株式会社ルネサス テクノロジ (本社:東京都千代田区、会長&CEO 伊藤達)は、このたび、欧州・アジア地域のTV放送で採用されている音声多重方式のNICAM(注1)/A2(注2)に対応した音声多重デコーダLSI「R2S15500SP」を製品化しました。2006年12月よりサンプル出荷を開始します。
 「R2S15500SP」は、音声多重されたチューナからのSIF(Sound Intermediate Frequency:音声中間周波数)信号を、A/Dコンバータでデジタルデータに変換して処理を行い、復調した音声信号を出力します。

 主な特長は以下の通りです。

(1) 欧州やアジアにおける音声多重方式に対応
 本製品は、NICAM/A2/FMモノラル/AMモノラルの各方式の音声多重信号に対応し、欧州やアジアの各地域のTV放送におけるステレオや二ヶ国語放送等の音声多重放送を復調可能です。

(2) 少ピン小型パッケージ
 4ピンSSOPの小型パッケージであり、基板面積の削減が可能です。また、小面積実装を必要とするチューナパックなどにも適しています。

(3) アナログ/デジタルの両インタフェース対応
 本製品は、デジタルインタフェースとΔΣ型D/Aコンバータを内蔵しており、デジタル復調した音声信号をデジタル信号ならびにアナログ信号のいずれでも出力可能です。また、このデジタルインタフェースは、出力だけでなく、I 2S/MSBファースト前詰め/MSBファースト後詰めのフォーマットのデジタル信号を入力することで、内蔵ΔΣ型D/Aコンバータによるアナログ出力も可能です。

 これにより、入力および出力のいずれもアナログ信号とデジタル信号に対応できるため、システムの仕様に合わせて柔軟に対応できます。

<製品化の背景>
 アナログTV放送では、音声を多重化することで、モノラル放送だけでなくステレオや二ヶ国語放送を行っています。そして、W/Wにおける音声多重方式としては、主にNICAM/A2/BTSC/EIAJの4種類がありますが、国や地域により採用している音声多重方式は異なります。
 また、現在はアナログTV放送からデジタルTV放送への移行期であり、デジタル放送対応のTVシステムにおいてもアナログ放送を受信できることが必須です。このため、音声多重デコーダは、従来のアナログ放送対応TVシステムだけでなく、デジタル放送対応のLCDやPDP等のFPD TVシステムにも必要な機能であり、強いニーズがあります。
 一方、日本や米国のNTSC放送形式ではEIAJやBTSC方式が採用されており、安価なアナログICで実現でき、チューナへの内蔵化等が進んでいます。しかしながら、欧州やアジアでのNICAMやA2方式は、デジタル処理が必要で、復調後の音声信号処理LSIなど別のLSIに組み込まれることが主流でした。しかしこの方法は、音声多重の方式が変わると、音声信号処理部の回路を設計し直す必要があり、開発コストを増加させる要因になります。
 そこで、当社は、この市場ニーズに対応するため、後段の音声信号処理の共通化が図れ、欧州やアジアの各地域向けTVシステム展開を低コストで容易に実現できるよう、デコード機能のみにした使い易い単体製品として、NICAM/A2対応音声多重デコーダLSI「R2S15500SP」を製品化しました。

<製品の補足>
 本製品は、チューナから入力されるSIF信号を、内蔵の自動ゲインコントローラ(AGC)により自動的に内蔵A/Dコンバータの入力に最適化します。これにより、ユーザは、SIF信号の入力の調整を意識する必要がなく、回路を簡素化できます。
 A/Dコンバータにより、24ビットのデジタルデータに変換された信号は、音声多重の各方式に応じた検出と復調が行なわれます。NICAM方式では、NICAMキャリアの検出とデコード、アナログ(FMまたはAM)キャリアの検出と復調を行います。A2方式では、2分割FMキャリア(FM1とFM2)の検出と復調、FM2キャリアのID信号の復調と判定を行います。また、FMステレオ方式では、オーラルキャリアの検出とFM復調、パイロットキャリアの検出と判定、(L-R)キャリアのAM変調を行います。この様にして復調された音声信号は、デジタルインタフェースによるデジタル信号や内蔵ΔΣ型D/Aコンバータによるアナログ信号として出力されます。
 さらに、本「R2S15500SP」は、復調後の音声信号処理をDSP(Digital Signal Processor)で行う場合に有効な機能を備えています。システムクロックを36.864/33.8688MHzから選択し、48or32/44.1KHzのサンプリング周波数で処理することでDSPとのスムーズな接続を実現できます。その他、I 2Cバス(注3)を備えており、各種機能の切替えや内部の判定状態の読み出しを実現できます。
 今後、本機能を音声処理用のDSPや映像信号処理LSIへ搭載した製品など、TVシステムの集積化と低価格化に貢献する製品を開発していきます。

■ 注記
(注1) NICAM: Near Instantaneous Companded Audio Multiplexの略で、英国BBCによって開発された音声多重方式で、欧州・アジアでのPAL/SECAM方式のTV放送で採用されています。
(注2) A2: 2つのFMキャリアによる音声多重方式で、ドイツや韓国のTV放送で採用されています。
(注3) I2Cバスは、Inter IC Busの略で、オランダRoyal Philips Electronicsが提唱しているインタフェース仕様です。
* 記載の製品名、会社名、ブランドは、それぞれの所有者に帰属します。

■ 応用機器例
 NICAM/A2方式TV放送対応機種

■ 価格
製品名               R2S15500SP
パッケージ            24ピンSSOP
サンプル価格(円)<税込> 900

■ 仕様
 【 項目 / 「R2S15500SP」仕様 】
プロセス   0.15um CMOS
電源電圧   1.5V(内部)、3.3V(I/O、アナログ)
クロック    36.864 / 33.8688 / 27.0MHzから選択
消費電力   140mW (typ.)
音声出力   アナログ、 I2S
制御方式   I2Cバスインタフェース (*)
パッケージ  24ピンSSOP

* I2Cバスは、Inter IC Busの略で、オランダRoyal Philips Electronicsが提唱しているインタフェース仕様です。


■ お客様からの問い合わせ先
株式会社ルネサスソリューションズ 第一応用技術本部 MSIG応用技術部
システムソリューション第一事業部 S1ソリューション技術部
〒100-0004 東京都千代田区大手町二丁目6番2号(日本ビル)
電話 03(5201)5391 (ダイヤルイン)

以 上

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2007'03.12.Mon

富士通SSL、「情報セキュリティ監査人研修サービス」を提供開始

「情報セキュリティ監査人研修サービス」を提供開始

~企業内の内部統制強化に向けてJASA基準のセキュリティ監査人育成を支援~


 株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(本社:神奈川県川崎市中原区小杉町1-403、代表取締役社長:池上幸弘、以下:富士通SSL)は、公認情報セキュリティ監査人資格制度における各種認定取得の研修・トレーニングおよび認定試験を実施する「情報セキュリティ監査人研修サービス」を本日より提供開始します。 

 2009年3月期決算から適用される「日本版SOX法」に向けて、組織全体での内部統制の一環として、企業内の情報セキュリティの統制が急務となっています。また、情報セキュリティの担当省庁である経済産業省では2003年4月から「情報セキュリティ監査制度」を開始し、情報セキュリティ統制のための保証型監査(注1)の確立に取組んでいます。保証型監査は、内部統制や情報セキュリティ統制が確立されていることを企業が外部に証明するために有効です。「情報セキュリティ監査制度」が社会に信用され根付くためには、実際に監査を行う監査人の質を確保するための資格制度が必要となります。そのため、日本セキュリティ監査協会(以下:JASA)では「公認情報セキュリティ監査人資格制度(CAIS)」にもとづいて資格の認定を行なっております。

 このたび、情報セキュリティ監査人育成需要の高まりにお応えし、富士通SSLはJASAの「公認情報セキュリティ監査人資格制度(CAIS)」での必須教育の外部委託企業として、「公認情報セキュリティ監査人(注2)」「情報セキュリティ監査人補」「情報セキュリティ監査アソシエイト」の資格取得のための研修・トレーニングおよび試験を実施するサービスの提供を開始いたします。 

 富士通SSLは外部監査人として活動する情報セキュリティ技術者、コンサルタントおよび組織内監査を行う内部監査人に「情報セキュリティ監査人研修サービス」を提供することで、質の高い監査人の確保をご支援し、情報セキュリティ監査への期待に応えてまいります。 


【 情報セキュリティ監査人研修サービス」概要 】 
 (※ 関連資料を参照してください。)

【 販売価格および開催時期 】 
 (※ 関連資料を参照してください。)


[注釈]
注1 保証型監査 
 情報セキュリティ監査における保証型監査とは、監査対象たる情報セキュリティマネジメント又はコントロールが、監査手続を実施した限りにおいて適切である旨(又は不適切である旨)を監査意見として表明する形態の監査をいう。 

注2 公認情報セキュリティ監査人 
 公認情報セキュリティ監査人の認定にあたっては、監査実績の提示が必要となります。 

[商標について]
 ・ 記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。 

[関連リンク]
 情報セキュリティコンサルティングサービス TOPページ
 http://www.ssl.fujitsu.com/products/network/bs7799/

 セキュリティ・ソリューション TOPページ 
 http://www.ssl.fujitsu.com/products/network/security/


■富士通SSLについて URL: http://www.ssl.fujitsu.com/
 富士通SSLは、富士通グループの一員として、基盤ソフトからアプリケーションまでのソフトウェア開発、コンピュータ・システム構築などを中心に事業を展開してきました。また、これらの技術をもとに、流通業、製造業、通信事業、自治体など様々なお客様に向けたソリューション・サービスを提供しています。1990年に、システムインテグレータ認定、1996年にはISO9001の認証を取得しました。また、2003年にはBS7799 およびISMS認証基準の認証を取得し、さらに2006年にはBS7799およびISMSから移行したISO27001の認証も取得しております。現在、お客様のビジネスの成功を強力にプロデュースするソリューション群『PoweredSolution(パワード・ソリューション)』を整えCRM、EAI、データウェアハウス、ネットワーク構築およびセキュリティなどの幅広い分野でサービスを提供しています。 

< お客様お問い合わせ先 >
 株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ
 ソリューションコーディネーター統括部 マーケティング推進部
 電話:044-739-1251
 sa-info@ssl.fujitsu.com


以上

2007'03.12.Mon

サッポロ飲料、微炭酸飲料「選りすぐり和の果実 紀州産温州みかん」を発売

「選りすぐり和の果実 紀州産温州みかん」新発売のご案内

~「選りすぐり和の果実」より、みかんフレーバーの微炭酸飲料登場!~


 サッポロ飲料株式会社(本社・東京、社長・赤坂敏明)は、国産果実のおいしさにこだわった新ブランド「選りすぐり和の果実」から新商品「選りすぐり和の果実 紀州産温州みかん」を、10月10日(火)より全国で発売します。

 「選りすぐり和の果実」シリーズは、旬の果実・おいしさ・安心感にこだわり、産地と品種を限定した果実のみを使用しています。8月14日に発売し、ご好評いただきました「選りすぐり和の果実 信州産巨峰」につづくシリーズ第2弾の登場です。
 「選りすぐり和の果実 紀州温州みかん」は、紀州産温州みかん果汁のもつ甘味と適度な酸味のある味わいを、ほどよい刺激の微炭酸で仕上げました。
 パッケージは、産地と品種を限定した果実を使用している本格感と国産果実へのこだわりを表現するため、「紀州産温州みかん」の橙色を基調に、和紙調のラベルや歴史と伝統のある“切子ガラス模様”をほどこし、日本的な「和」を感じさせるデザインにしました。

 当社では、国産果実のおいしさにこだわった「選りすぐり和の果実 紀州産温州みかん」が、より多くのお客様にご支持いただけるものと期待しています。


  記

< 商 品 名 >選りすぐり和の果実 紀州産温州みかん
< 中 味 仕 様 >炭酸飲料(果汁10%未満)
<容量・容器・価格>500mlPET(140円)
< 中 味 特 長 >
 紀州産温州みかん果汁のもつ甘味と適度な酸味のある味わいを、ほどよい刺激の微炭酸で仕上げました。
 ・紀州産温州みかん峰果汁 : 5%使用
 ・ガス容量 : 2.2vol
 ・35kcal/100ml


2007'03.12.Mon

東京ガス、環境・経済性向上の新型ガス発電・給湯暖房システム「エコウィル」を発売

ガスエンジン発電ユニットの発電効率が22.5%となり環境性・経済性がさらに向上した
新型ガス発電・給湯暖房システム「ECOWILL(エコウィル)」を発売します 


 東京ガス株式会社(社長:鳥原光憲、以下「東京ガス」)は、ガスエンジン発電ユニットの改良により発電効率が22.5%となり、環境性・経済性がさらに向上した新型のガス発電・給湯暖房システム(1kW家庭用ガスエンジンコージェネレーションシステム)『ECOWILL』を平成18年10月20日から発売します。
 本システムは、東京ガスと大阪ガス株式会社(社長:芝野博文)、東邦ガス株式会社(社長:水野耕太郎)、西部ガス株式会社(社長:小川弘毅)、株式会社ノーリツ(社長:神崎茂治)、株式会社長府製作所(社長:川上康男)が共同で開発したガスエンジンの排熱を利用する貯湯ユニットと、本田技研工業株式会社(社長:福井威夫)が、開発した1kWガスエンジン発電ユニットを組み合わせたものです。
 『ECOWILL』は、ガスで発電した電力を家庭内で使用するとともに、発電時に発生した排熱を有効に活用し、給湯やミストサウナ、温水床暖房、浴室暖房乾燥機などに利用するまさに「もったいない」を具現化したエネルギー効率の高いシステムです。
 今回の開発では、各メーカーと検討を重ね、発電効率の向上による環境性・経済性のさらなる向上と、設置性・デザイン性の改善を実現しました。
 これにより、より多くのお客さまにメリットをご享受いただける商品となりました。


■ 新製品の特長

(1) 発電効率・総合エネルギー効率を向上
 ガスエンジン発電ユニットは、エンジンの圧縮比アップ、発電機・インバータの損失低減などにより、発電効率が現行機の20%から1割以上向上し、22.5%まで向上しました。排熱利用効率を含めた総合エネルギー効率も、現行機の85%から85.5%に向上しました。(※1)
また貯湯ユニットも、発電効率向上による省エネルギー効果を最大限に実現できるように学習機能などを改善しています。
※1:数値は、LHV(低位発熱量基準)による表示

(2) 省エネルギーとランニングコスト低減を実現
 従来システムと比較した1次エネルギーの削減量は、現行機の約19%削減から約21%削減、またCO2排出量も現行機の約29%削減から約32%削減へと拡大しました。
 また、発電効率の向上などにより、ガス消費量が低減するとともに、発電時間の増加によりお客さまの購入電力量が削減でき、従来型の給湯暖房機システムを利用した住宅とエコウィルを利用した住宅とで比較したランニングコストは、現行機の年間約27,000円に加えて、さらに約3,000円程度の節約効果が生まれます。

・当社試算値(戸建住宅4人家族での想定)
<従来型住宅> ガス給湯暖房機/ガス温水床暖房/ガスコンロ、暖らんぷらん適用。
<エコウィル住宅> ガス発電・給湯暖房機/ガス温水床暖房/ガスコンロ、発電エコぷらん適用。

(3) デザイン性・仕上がりの美観感を向上
 ガスエンジン発電ユニットは、凹凸のないフラットな側面となりました。
 また、本体正面は、黒ラインを入れることにより、引き締まった印象を醸し出すデザインとしました。さらに、配線接続位置を上部から下部へ移動することで、設置時の美観が向上しています。


 本商品は、870,450円(※2)と機能を向上しつつも、現行機と同価格に設定し、コストメリットを高めました。新築・既設の戸建住宅のお客さまへさらなる提案活動を展開してまいります。また、今後も引き続き、さらなる発電効率の向上を含めたシステム商品開発に積極的に取り組むことで、お客さまのご要望にお応えしてまいります。

※2:本体+リモコン価格および「10年間フルサポート」付、税込み


以上


<お客さまからのお問い合せ先>
「ECOWILL(エコウィル)」については、0120-593039(10:00~17:00・土日祝を除く)
ホームページ< http://home.tokyo-gas.co.jp/hatsuden >

2007'03.12.Mon

クラレプラスチックス、10月2日出荷分より「<セプトン>コンパウンド」を30円/kg値上げ

<セプトン>コンパウンドの価格改定について


 当社はこの度、スチレン系熱可塑性エラストマー<セプトン>コンパウンドについて、10月2日出荷分より国内・海外向け価格を30円/KG値上げすることを決定しました。

 <セプトン>コンパウンドは、塩ビ代替・加硫ゴム代替材料で環境対応型の成形用材料として、自動車部品、家電・電子部品、メディカル部品、工業用部品などに使用されており、旺盛な需要が続いています。

 当社では昨年夏、主要原料の価格高騰を理由に<セプトン>コンパウンドの価格改定を実施いたしました。しかし、その後も原料価格の高騰が続き、当社は継続的にコスト削減に努めてきましたが、昨今の原材料価格の上昇はその範囲を超えるものであり、<セプトン>コンパウンドの事業収益が急速に悪化しています。
 このような状況下、当社は<セプトン>コンパウンドの安定供給の維持と採算改善のために、今回下記の通り価格改定を実施することにしました。

 価格改定の詳細は下記の通りです。


  記

1、対象製品:<セプトン>コンパウンド
2、改定幅:30円/KGアップ
3、改訂時期:2006年10月2日出荷分より

以上




2007'03.12.Mon

日本オラクル、物流管理アプリケーション提供などロジスティクス分野への取り組み強化

日本オラクル、ロジスティクス分野への取り組みを強化

―新しい物流管理アプリケーションを基軸に、企業の戦略的物流を実現-


 日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 新宅正明)は、新しい物流管理アプリケーション「Oracle Transportation Management」の日本での提供開始を機に、ロジスティクス分野への取り組みを強化することを発表します。

*ロジスティクス:調達・生産・販売・消費を考えながら、顧客のニーズに適合させて、原材料の仕入れから半製品や完成品の効率的な流れを、計画し、実施し、管理すること

 「Oracle Transportation Management」は、2005年11月にオラクル・コーポレーションが買収を完了したG-log(ジーログ)社のグローバル物流を管理するアプリケーション「G-Log」を機能強化し、オラクルの業務アプリケーション「Oracle E-Business Suite」の一製品として提供するものです。「Oracle Transportation Management」では、3次元の積荷空間を想定した画像シミュレーションによる積荷配置計画機能の搭載により計画精度が向上しており、また「Oracle E-Business Suite」の受注管理モジュール「Order Management」、発注管理モジュール「Purchase Order」、買掛未払金モジュール「Payables」などのアプリケーションとの連携が可能になっています。これにより、物流プロセスだけをシステム化する個別最適のアプリケーションとしてではなく、企業のサプライチェーン全体の最適化を促進し、効率的に企業全体を横断するグローバル規模のロジスティクス・システムの構築として「Oracle Transportation Management」を導入することができます。

 日本オラクルでは、同製品を基軸にロジスティクス分野への取り組みをより一層強化します。住商情報システム株式会社、株式会社ソピア、東洋ビジネスエンジニアリング株式会社、日本ユニシス株式会社、株式会社 日立コンサルティング、株式会社 日立製作所、ベリングポイント株式会社とともに同製品のビジネスを展開します。また、日本オラクルでは、ロジスティクスをはじめサプライチェーンのアプリケーションにおけるビジネス戦略担当責任者を配置し、同社が中心となって社内の営業や技術者とともに同製品を積極的に推進していきます。

 「Oracle Transportation Management」は、海運や空輸など異なる輸送形態を一貫して管理することができ、かつ世界6ヶ国の言語、時間帯、通貨にも対応していることから、1拠点での集中管理が実現可能なため、主にグローバルな物流プロセスをもつ企業に最適なアプリケーションです。日本オラクルでは、特にグローバル規模で物流を行う必要があり、極めて複雑なサプライチェーンを要するハイテク企業・自動車メーカーなどの荷主企業、または物流業者をターゲットに同製品を販売し、同製品の買収以前からのグローバルにおける64社への導入実績を基盤に、日本での市場拡大を目指します。


●日本オラクルについて
 日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。国内を拠点とした情報システム構築のためのソフトウェア製品、ソリューション、コンサルティング、サポートサービス、教育の事業を展開しています。1999年2月5日に店頭市場へ株式公開、2000年4月28日に東証一部上場。従業員数1,530名(2006年5月末現在)。

●「Oracle Transportation Management」について
 「Oracle Transportation Management」は、企業のグローバル化、多様化する顧客ニーズへの対応、コスト削減に対応するために、国際物流の情報を一元管理し、すべてのプロセスの「自動化」「可視化」を実現するパッケージシステムです。各国の言語、タイムゾーン、通貨に対応しており、世界中に広がる拠点やサプライヤを結びつけて多岐に渡る輸送モード(飛行機・船・列車・トラック)と運送業者を管理することができます。これにより業務効率の向上、移動中の在庫の可視化、輸送の最適化、コスト削減を実現することができます。
 http://www.oracle.co.jp/applications/scm/transportation-management/index.html


*Oracleは、米国オラクル・コーポレーション及びその子会社、関連会社の登録商標です。その他のブランドまたは製品は、それぞれを保有する各社の商標または登録商標です。

2007'03.12.Mon

協和発酵と明治乳業、MRI用経口消化管造影剤「ボースデル内用液10」を発売

日本初の「磁気共鳴胆道膵管撮影における消化管陰性造影」の効能・効果を有するMRI用経口消化管造影剤『ボースデル内用液10』新発売


 明治乳業株式会社(東京都江東区 社長:浅野 茂太郎)と協和発酵工業株式会社(東京都千代田区 社長:松田 譲)は、両社で共同開発したMRI用経口消化管造影剤 「ボースデル内用液10」(一般名:塩化マンガン四水和物)について、平成18年9月15日付で薬価基準収載されましたので、製造販売元=明治乳業株式会社、販売元=協和発酵工業株式会社として、平成18年9月25日より製品販売を開始いたします。
 なお、本剤の製造は明治乳業株式会社が、製品流通および製品情報提供収集活動は協和発酵工業株式会社が実施いたします。

 本剤は、MRI(磁気共鳴コンピュータ断層撮影)による胆道および膵管の撮影を目的とした、塩化マンガン四水和物を有効成分とする経口消化管造影剤であり、日本で初めて「磁気共鳴胆道膵管撮影における消化管陰性造影」の効能・効果を取得した造影剤です。
 また本剤により診断における改善が見込まれるとして、薬価基準収載において類似薬効比較方式(I)の有用性加算(II)が適用されました。

 磁気共鳴胆道膵管撮影(MRCP:Magnetic Resonance Cholangio-Pancreatography 以下、MRCP)※は、体内の水分の存在状態の違いを捉えて臓器を画像化するMRI検査の一種で、胆道(胆嚢および胆管)および膵管の全体像把握および病変の有無の診断、術後の経過観察などで実施されます。

 MRCPは、水分を強調し、水分のあるところが白く造影されます。そのため消化液によって胆道・膵管も白く造影されますが、本剤を服用しない場合、同じく白く造影される胃・十二指腸と重なってしまうため、胆道・膵管の明瞭な画像が得られず、診断の妨げとなることがありました。
 MRCPの際に本剤を服用することで、胃・十二指腸を黒く造影(これを「陰性造影」といいます)出来るため、白く造影される胆道・膵管が明瞭になり、診断能の向上が期待出来ます。

 こうした優れた造影効果に加え、アルミラミネートフィルム製のパウチ容器に充填された液剤であるため、磁場の環境でも使用可能であり、また用時溶解の必要も無いことから、胆道・膵疾患診断において、その有用性が期待されております。

 両社では、本剤の新発売によって、新たに腹部画像診断領域に対しての寄与・貢献が出来るものと考えています。

以上

※ 従来の胆道・膵管診断では、内視鏡を用いて胆道・膵管に直接造影剤を注入し、胆道・膵管のX線写真を撮る方法(内視鏡的逆行性胆道膵管撮影:ERCP(Endoscopic Retrograde Cholangio-Pancreatography))が行なわれていましたが、身体への侵襲の苦痛や膵炎等の副作用を伴う可能性がありました。 しかし最近では、MRI機器が急速に進歩・普及したことに加え、数ミリ径の胆道・膵管を画像化する磁気共鳴胆道膵管撮影(MRCP)が開発されたことで、苦痛を伴わず、より安全な胆道・膵疾患検査が行えるようになり、MRCPによる検査は広く定着しています。


「ボースデル内用液10」の製品概要
■製品名 : ボースデル内用液10(Bothdel OralSolution10)
■一般名 : 塩化マンガン四水和物
■効能・効果 : 磁気共鳴胆道膵管撮影における消化管陰性造影
■用法・用量 : 通常、成人には1袋250mL〔塩化マンガン四水和物36mg(マンガンとして10mg)を含む〕を経口投与する。
■組成 : 1袋(250mL)中に塩化マンガン四水和物36mg(マンガンとして10mg)、添加物として還元水アメ、キサンタンガムを含有する。
■薬価基準収載日 : 平成18年9月15日
■薬価 : ¥1,311.40-(250mL1袋)
■販売開始日 : 平成18年9月25日




2007'03.12.Mon

生化学工業、イスラエル社と炎症性疾患治療剤に関するライセンス契約を締結

Can-Fite BioPharma Ltd.との炎症性疾患治療剤に関するライセンス契約の締結について


 生化学工業株式会社(本社:東京都千代田区、社長:水谷 建)は、イスラエルのバイオベンチャーであるキャンファイト バイオファーマ社(本社:ペタク・ティクヴァ、CEO:プニーナ フィッシュマン、以下「Can-Fite社」)と、Can-Fite社が権利を有し開発中の低分子化合物アデノシンA3レセプターアゴニストに関するライセンス契約を締結しましたので、お知らせします。

 この契約により生化学工業は、日本における炎症性疾患(眼科領域を除く)を適応とした本化合物の開発・製剤製造・販売権、サブライセンス権を取得し、関節リウマチ*を優先的な目標疾患として、2008年をめどに日本における臨床第I相試験の開始を目指します。また、Can-Fite社に対して、契約締結時に一時金およびCan-Fite社が実施する臨床試験への支援金として総額3.5百万ドルを支払うとともに、今後、開発の進捗に応じたマイルストーン等を支払う予定です。

 本化合物は、炎症局所で高レベルに発現するアデノシンA3受容体に選択的に働きかける物質です。炎症の発症に関与する細胞内情報伝達や炎症性サイトカインの産生を抑制する作用が考えられており、新規のメカニズムを有する安全性の高い抗炎症剤となることが期待されます。現在、Can-Fite社では、米国、欧州およびイスラエルにおいて臨床第II相後期試験を行っており、これまでに実施してきた試験から関節リウマチ患者での臨床効果が確認されています。また、Can-Fite社の検討において、その他の炎症性疾患・自己免疫疾患においても有効性を示唆する研究データが得られつつあり、関節リウマチ以外の疾患での展開の可能性も期待されています。

 生化学工業は、複合糖質および関節疾患に重点をおいた新薬開発や炎症、免疫、アレルギー領域を目標疾患とするインライセンス活動を強化し、開発テーマの拡充に努めています。今回、本化合物がパイプラインとして新たに加わることにより、関節疾患治療の領域における事業基盤の拡大と、患者の皆様のQOL(生活の質)の向上に貢献できることを期待しています。


以上

<ご参考>
*「関節リウマチ」
 代表的な自己免疫疾患です。免疫機構の異常により、慢性かつ多発性に関節部位に炎症がおこり、腫れや強い痛みを発症します。炎症が進行すると関節の軟骨部分や靱帯、さらには骨そのものが破壊され、関節の変形と機能障害が起こります。日本では60~70万人が罹患しており、発症時期は30~50歳代に多く、女性の患者の方が男性の約3倍といわれています。

【 Can-Fite社 概要 】
 社 名 : Can-Fite BioPharma Ltd.(キャン-ファイト バイオファーマ社)
 所在地 : Petach-Tikva, Israel(イスラエル ペタク・ティクヴァ)
 CEO : Pnina Fishman(プニーナ フィッシュマン)
 設 立 : 2000年
 株 式 : Tel Aviv Stock Exchange(テルアビブ証券取引所)に上場
 事業内容: アデノシン受容体を標的とする、がん、感染症、炎症、自己免疫疾患の治療薬の開発


以上

2007'03.12.Mon

コニカミノルタオプト、ブルーレーザーを使用した大容量ストレージシステムのドライブ事業に参入

コニカミノルタグループの事業会社 コニカミノルタオプト(株)
ブルーレーザー使用の大容量ストレージシステム
UDO(Ultra Density Optical)のドライブ事業に本格参入


 コニカミノルタオプト株式会社(社長:松丸 隆 本社:東京都八王子市 以下、コニカミノルタ)は、ブルーレーザーを使用した大容量ストレージシステムのUDO(Ultra Density Optical)のドライブ事業に本格参入することを決定いたしました。

 UDOは、次世代DVD(HD DVD、BD)で使用されているブルーレーザーを用い、大容量化を実現した新しいフォーマット規格(※ECMA認定)です。UDOメーカーである英国Plasmon(プラズモン)社が、5.25型MOの後継規格と位置づけて開発し、※相変化光ディスクシステムを2004年から市場投入いたしました。最近、ストレージ市場では、大容量化が進んでいることもあり、そのニーズに対応したシステムとしてご好評いただいております。

 また、ディスクは、5.25インチのカートリッジ型であり、現在、大容量30GB(両面)の記録ができますが、07年には60GBの記録が可能となり、将来、120GB、240GBへとさらなる大容量化の開発も進んでいます。

※ECMA・・ヨーロッパ電子計算機工業会
※相変化光ディスク・・・書換え可能な光ディスクのひとつであり、記録層にレーザー光をあてて熱し、再冷却を行うことによって記録するディスク

 コニカミノルタは、2005年からUDOの基幹部品となる※OMA(Opto Mechanical Assembly)の生産委託をPlasmon社から請け、単独で供給してまいりましたが、このたび、ドライブ完成品の国内総販売代理店となることをPlasmon社と合意いたしました。

 今後は、引き続き、Plasmon社に対しOMAの供給を行うと共に、ドライブ完成品を同社から仕入れ、本年10月より順次ストレージ市場を中心に販売してまいります。

※OMA・・・ドライブ(完成品)から基板などを除いた状態の半製品

 コニカミノルタが販売する製品は、単体ドライブのほか、メディアが複数装備できるライブラリーシステム(最大容量19.1TB)です。長年MO等で培ったコニカミノルタの光学メカユニット技術(光ピックアップ~メディア駆動)を使ったOMAがすべての製品に搭載されております。


■ 販売製品

・ドライブ
 1. サブシステム(PC外付け用単体ドライブ)SCSI、USB2.0
 2. ベアドライブ(PC組込み用単体ドライブ)SCSI

・ライブラリーシステム ~ネットワークサーバ接続ストレージ~
 1. 容量:720GB~19.1TB
 2. メディアスロット数:24~638スロット
 3. ドライブ搭載数:1~12台

*詳細は、別紙、製品仕様をご参照ください。


 今後、大容量ストレージ市場は、2008年施行予定の日本版SOX法はもとより、昨年施行された個人情報保護法への対応のため、ますます拡大されると予測されています。

 コニカミノルタは、拡大するストレージ市場の最適ソリューションとして期待が高い、UDOのドライブ事業に本格参入し、積極的な拡販を進めてまいります。

2007'03.12.Mon

NEC、情報セキュリティ整備の支援コンサルティングサービス「SecureSociety/PS」を販売

情報セキュリティ整備の施策立案・展開を支援するコンサルティングサービス「SecureSociety/PS」を発売

~NEC社内の実践ノウハウを基にサービス化~


 NECは、企業の情報セキュリティ整備において、現状のセキュリティ環境の成熟度をITおよび制度面から分析し、その結果に基づいた全体最適なセキュリティ強化施策の立案・展開・運用を支援するコンサルティングサービス「SecureSociety/PS」(セキュアソサエティ/ピーエス、注1)を商品化し、本日より販売活動を開始しました。

 本サービスは、現状の情報セキュリティ環境について、「COBIT」(注2)や「ISO27001」(注3)といった標準のフレームワーク(考え方)にNEC独自ノウハウを加えた方法論をベースにして、(1)ITと制度の両面から、脅威への認識度合いやセキュリティに対する脆弱性対策などの成熟度を分析・評価、(2)その結果を基に、企業が取り組むべき情報セキュリティ領域や施策の全体像を明確にし、(3)業態や経営環境など各企業の特性に合わせ、施策のプライオリティ付けや施策実行ステップなどを含めた情報セキュリティ整備計画の立案や効率的な展開・運用を支援するものであります。

 本サービスの最大の特長は、(1)NECのIT戦略部門が、グループ社員14万人のID管理やパソコン16万台・サーバ2万台規模の情報セキュリティ環境を構築・運用する中で蓄積したノウハウをベースに商品化し、(2)IT戦略部門の実務経験者を中核とした専任コンサルタントが、机上論ではなく現場の目線でサービスを提供する点にあります。
 尚、本サービスは、既に大手企業10社への適用実績を経て、サービスの有効性を確認してまいりました。

 「SecureSociety/PS」の価格は1,000万円(税別、注4)からであり、今後3年間で250社への導入を目指しております。また、本サービスの提供は、専任コンサルタント20名体制で開始し、順次、体制強化を図ってまいります。

 昨今、企業においては、個人情報保護法の遵守やCSRの観点から、情報セキュリティ環境の整備がますます重要になってきております。また、2009年3月期(2008年4月開始の会計年度)から施行が見込まれている所謂「日本版SOX法」への対応においても、情報セキュリティへの取り組みが求められます。
 その一方で、自社の事業環境に適したセキュリティ対策やツールの選択、グループ会社を含めた効率的な施策展開・運用方法など、何をどのようなステップで進めるのが最適かの判断が難しいという声が、多くの企業からあがっております。
 「SecureSociety/PS」は、こうした市場ニーズを踏まえ、従来型の現状分析のみに留まるのではなく、効果的な施策の展開・運用の提案にまで踏み込んだコンサルティングサービスであります。

 NECでは、国内の情報セキュリティ関連市場が今後年率約10~20%で成長し、2007年度には約2200億円になると見込んでおります。NECはセキュリティソリューション事業をさらに強化し、2007年度末でのセキュリティ関連の国内IT市場におけるシェア27%を目指してまいります。

 「SecureSociety/PS」の主な特長は、次のとおりです。

1.NECの実証に基づく手法で、情報セキュリティ整備の現状課題から中期的な強化施策・投資費用、効果的な運用方法までをトータルに提案 

(1)現状分析・評価
 企業の情報セキュリティ環境の成熟度(脅威への認識度合いや脆弱性など)について、NEC独自の方法論を基づいて分析する。本方法論は、セキュリティの脅威軸からリスク分析する手法「GMITS」(注5)、情報セキュリティマネジメントの方法論である「ISO27001」、情報セキュリティや内部統制の成熟度を示す「COBIT」などの考え方を取り入れたものであり、各社の状況を数値化することで、同業界平均レベルや理想的なセキュリティ環境と比較・分析することが可能。 

(2)情報セキュリティ整備計画の策定、展開・運用方法の提言 
・上記の結果を基に、企業が取り組むべき情報セキュリティ領域や環境整備の全体像を明確にし、ITおよび制度の両面から具体的な施策を立案。 
・複数の施策について、業態や経営環境など各企業の特性からプライオリティ付けし、すぐに対処すべき事項や中期的に進める施策など実行計画を立案。また、それらの施策実行にかかる概算投資額や想定効果を試算する。
 併せて、施策の効果的な社内展開方法や効率的な運用ノウハウを提案。 

2.IT戦略実務経験者を中核とした専任コンサルタントによるサービス提供

 本サービスは、NECグループ内のパソコン16万台・サーバ2万台という大規模な情報セキュリティ環境を構築・運用した実務経験者を中核とする専任コンサルタントが、机上論ではなく現場の実態に則したサービスを提供。専任コンサルタント20名体制で開始し、順次、体制強化を図る。 


 尚、本サービスの体系図は、別紙および下記URLをご覧下さい


以上

(注1)PSはPlanning Serviceの略。情報セキュリティ整備計画策定サービス。 

(注2)Control Objectives for Information and related Technology 
 企業や官庁など組織のITガバナンスの指針として、米国の情報システムコントロール協会(ISACA)などが提唱するITガバナンスの実践規範のこと。
 COBITは、情報システムコントロール財団およびITガバナンス協会の商標。 

(注3)ISO27001 
 情報セキュリティマネジメントの国際規格。企業や組織が自身の情報セキュリティを確保・維持するために、ルール(セキュリティポリシー)に基づいたセキュリティレベルの設定やリスクアセスメントの実施などを継続的に運用する枠組みのこと。 

(注4)サービス提供期間が約3ケ月の場合 

(注5)Guidelines for the Management for IT Security 
 情報セキュリティ管理をするための手引書であり、各組織のセキュリティレベルを確保し維持するためのガイドライン(ISO/IEC TR13335)。 

* 本文に記載されている会社名、製品名は各社の商標または登録商標です。 


■SecureSociety/PSに関する情報
http://www.sw.nec.co.jp/solution/osusume/isaa

■本件に関するお客様からのお問い合わせ先
NEC ニューソリューション開発本部 セキュリティ事業推進グループ
電話:(03)3798-1877

2007'03.12.Mon

ネットプライス、恋愛香水「アフロディーテ・リュクスローズ」を発売

モニタリングで98%の男性をドキドキにネットプライス、恋愛香水「アフロディーテ・リュクスローズ」を発売


 20代から30代の女性層に人気の、美容・コスメ・ブランド・ファッションなど、幅広いアイテムをインターネット上で販売する、株式会社ネットプライス(本社:東京都渋谷区  代表取締役社長:佐藤輝英  資本金:23億2,450万円  以下、「ネットプライス」 http://www.netprice.co.jp/)は、この度、気になる彼の興味を刺激し、また女性の魅力をアップさせる恋愛専用香水「アフロディーテ・リュクスローズ」をインターネット上で先行発売いたしますので、お知らせいたします。

 今回の香水のテーマは「恋愛専用」。そのため香りの構成も、古の時代からクレオパトラをはじめとする女王たちが、自らの魅力をアピールし、男性を虜にするために大変貴重としてきた「ローズ(薔薇)」の香りを改めてメインといたしました。
 また最近では、人工成分を使った香水が一般的になってきている中、この度の「アフロディーテ・リュクスローズ」では、敢えて古代の美女たちに学ぶべく、自然のバラの花の香りを採用。彼女たちが男性たちの「本能」に訴えかけ、意中の彼らを落とすために使用してきた一流の香りを香水に・・・、そして全ての女性が「アフロディーテ」つまり愛の女神になれるように・・・という思いを込めて、この「アフロディーテ・リュクスローズ」をデザインいたしました。

 ギリシャ神話に語られる愛の女神「アフロディーテ」(ローマ名はウェヌス・英語読みはヴィーナス)。職業は「恋愛」と言われる彼女は、神話上、血の泡から誕生し、また一説にはその際同時に薔薇の花が生まれたとも言われています。
 そんな愛の女神と切り離すことができない薔薇の香りは、昔から、人間が備える各器官を刺激し、男性を虜にする「自然が生み出した恋愛の香水」と言われてきました。
 実際のモニタリングでも、男性の98%が「この香りの女性をずっと側におきたい」「セクシーさを感じる」と大絶賛した結果が出ています。

 トップノートでは香水には珍しいさわやかなヒヤシンスの香り、また男性がセクシーなイメージを抱く「イランイラン」、そして甘いトロピカルフルーツが上品に香ります。さらに知的で清楚なリーフグリーン、シトラス、ミントがスパイスとして香りに刺激を与えます。
 「イランイラン」はマレーシア語で「花のなかの花」の意。柔らかく、甘く、エロチックな女性的な香りでムードを創り上げます。インドネシアなど南洋の国では、新婚初夜のベッドにこの花をまき散らすロマンチックな風習があるほどです。

 ミドルノートでは優しい花々があなたの女性度をアップさせます。中でも秘密のポイントは「ローズ」と「ジャスミン」。「ローズ」は、女性ホルモンを活性化し美しさを更にアップ。また男性にも男らしさを意識させる香りの催淫効果があると言われています。「ジャスミン」はクレオパトラがカエサルやアントニウスを誘惑するのに使った香りと言われ、男性の本来の欲求を解放するパワーが。

 女には女らしさを、男には男らしさを意識させる自然の花の香りだけを凝縮した、恋愛香水「アフロディーテ・リュクスローズ」。デートやコンパなど、勝負シーンで使って、意中の男性をあなたの虜にしてしまいましょう。

 なお、本商品の開発バイヤーである加藤 忍(かとう・しのぶ)が開設するブログ「バイヤーしのぶのBeauty Queen」(http://ameblo.jp/amegather-beauty/)でも、オススメの使い方などが紹介されています。ぜひご覧ください。


■ 商品の概要

・商品名 :リュクス・ローズ
・生産国 :日本
・内容量 :50ml
・香り :
 トップノート ・・・ ヒヤシンス、イランイラン、トロピカルフルーツ、リーフグリーン、シトラス、ミント
 ミドルノート ・・・ スミレ、ジャスミン、ローズ、イリス、スズラン
 ラストノート ・・・ ムスク、バルサミック
・販売価格: 3,129円(税込)/2,980円(税抜)

※添付データ:商品写真

■ 株式会社ネットプライスの概要

(1)会社名:株式会社ネットプライス
(東証マザーズ コード:3328)
(2)事業内容:携帯電話及びパソコン等からアクセス可能なインターネット上での通信販売等
(3)本店住所:株式会社ネットプライス
(4)代表者名:代表取締役社長 佐藤輝英
(5)資本金:23億2,450万円 (2006年3月31日現在)

以上


【消費者からのお問い合わせ先】
株式会社ネットプライス お客様サービスセンター
電話:03(5739)3200 (営業時間 平日9:00-18:00 土日祝祭日は除く)
電子メール:customer@netprice.co.jp



2007'03.12.Mon

NEC、クラスタ型データベースを対象とした性能予測手法を開発

クラスタ型データベースを対象とした性能予測手法を開発

~大規模システムの性能問題の発生を事前に防止~


 NECはこのたび、代表的なクラスタ型データベースである「Oracle Real Application Clusters」(注1)を対象とした性能予測手法を開発しました。

 このたびの開発は、クラスタ型データベースシステムの処理効率低下の主な要因であるサーバ間のデータコピー量(注2)を理論的に見積もることにより、従来は複数のサーバを用いたデータベースシステムの構築後にしか行えなかった定量的な性能評価を、システム構築前の設計段階で実現可能にします。

 このたび開発した性能予測手法の主な特長は以下の通りです。

(1) クラスタ型データベースシステム内でのデータコピー発生を見積るための解析モデルを新たに開発。この解析モデルを用いることで、クラスタ型データベースシステムの性能向上を妨げる主要因となるサーバ間のデータコピー発生量を理論的・解析的に把握できます。

(2) 上記解析モデルは、確率的に振る舞いの変わるデータ参照・更新に対応しています。データベースの動作は、ユーザが発行するSQL(注3)によって指定される検索条件・更新条件により確率的に変化すると考えられており、SQLを発行するアプリケーションの特徴を分析して確率的な特徴を規定するパラメータを抽出することで、複数のサーバを用いたシステム全体の性能予測が可能になります。

(3) 詳細なシステム構成が決定する前の設計フェーズで解析モデルを適用するための手法を整備。システム構築の初期段階で理論的な性能を予測し、システム性能設計及び性能要件定義を支援できます。

 近年の基幹業務システムは、ウェブ層、アプリケーション層、データベース層からなる三層アーキテクチャをとることが一般的になりつつあります。多くの場合、最も負荷が高くなるのはデータベース層なので、システム全体の性能はデータベース層の性能に強く依存します。データベースの性能不足に起因する性能問題は、機能問題を解消するよりも困難なことが多い上に、設計、開発、運用とシステム開発工程が進むにつれて問題解決に必要となるコストが大きくなります。こうしたコストを低減するためには、設計フェーズを含むシステム構築前の上流工程でデータベース層の性能設計を行い、性能問題の発生を早期に防止する必要があります。しかし、従来は、こうしたクラスタ型データベースの性能は熟練したエンジニアによって経験的に見積もられており、精度は一部のエンジニアのスキルに依存していたため、性能要件の客観的根拠にはできませんでした。そのため、多くのエンジニアが実施できるように手順化された、理論的な性能設計技術の開発が求められていました。

 このたび開発した性能予測手法は、こうしたニーズに応え、理論的な評価に基づくデータベースの性能予測を可能にするものです。本手法を用いて、実験環境下で様々な検索条件と更新条件とでデータベースに対する操作を実行したところ、データコピー量の予測誤差が10%以下になることを確認し、その有効性を実証しました(注4)。

 NECでは、本成果が大規模システム開発における性能要件定義・性能目標設定の効率化と性能問題の発生防止に貢献すると考え、今後も研究開発を強化していきます。

以上


(注1) Oracle Real Application Clusters:複数台のサーバで構成されたクラスタシステムを、あたかも一台のデータベースサーバとして動作させるためのOracle社のテクノロジ(製品)。システムの高可用性と、スケーラビリティを両立することができる。
(注2) クラスタ型データベースでは、システム全体でデータの一貫性を保証するために、あるサーバ上で更新されたデータを他のサーバ上の同一データに対して更新結果を反映するためにデータコピーが必要となる。
(注3) データベースの操作と定義を行うための言語。Structured Query Languageの略。
(注4) 「Oracle Real Application Clusters 10g」を4ノードのクラスタ上で実行し、単一のテーブルに対してselect/updateを発行した場合の評価結果。

<本件に関するお客様からのお問い合わせ先>
NEC 研究企画部 企画戦略グループ
http://www.sw.nec.co.jp/contact/

2007'03.12.Mon

ネットプライス、オリジナル入浴剤「冷燃浴(れいねんよく)」を発売

あったかお風呂で冷やしてダイエット!?

ネットプライス、オリジナルバスソルト「冷燃浴」を発売


 美容・コスメ、ブランド、ファッションなど、20代から40代の女性に人気の商品をケータイ/PCインターネット上で販売する、株式会社ネットプライス(本社:東京都渋谷区 代表取締役社長:佐藤輝英 東証マザーズ上場 証券コード:3328 以下、「ネットプライス」)は、この度、お風呂の中で「冷やしてダイエット」という新しい発想のオリジナル入浴剤「冷燃浴(れいねんよく)」を発売いたしますので、お知らせいたします。

 従来のダイエット効果を謳った入浴剤は、ゲルマニウムなどの温浴効果で、とにかく身体を「温めて燃やす」というものでした。本商品のコンセプトは従来とは逆の「冷やして燃やす」ダイエット。冷たい水に数分間手を入れて取り出すと、さっきまでは痛いほどに冷たかった手が非常に温かく感じた経験はないでしょうか。「体が冷えている」と脳が感じると、体内で熱を作らせる指令が強く働き、その結果、体内の燃焼が高まるという防御反応が起こります。そこで、メントールなどのクール成分によって身体にクール感をほどこし、冷たく「感じさせる」ことで入浴中の身体の燃焼を高めるのがこの「冷燃浴」なのです。
 使用方法は通常の入浴剤と同じように、お風呂のお湯に入れていただくだけ。お湯の温度はややぬるめ(40度以下)にするとクール感がより実感できオススメです。半身浴で長めに入っていると、髪の毛からは滴るほどの汗が・・・。しかも、お風呂から上がった後もしばらくはこの燃焼が持続。あったかお風呂が嬉しいこの時期、お風呂に浸かるだけの「冷え冷えカンタンダイエット」、ぜひ体感してください。


【冷燃浴】の効果
*血のめぐりを良くすることで身体の中からスリムアップ 
 ペパーミント油やハッカ油の主成分であるクール成分・メントールによって身体をクールに感じさせることで、自分自身で身体を温めようとする力が働き、体内からの燃焼を促進。本商品にはさらに海塩とゲルマニウムの温浴成分を配合し、外からの燃焼効果もアップさせています。

*温浴効果の相乗効果で新陳代謝UP
 バスソルトのベースである、炭酸水素ナトリウムは、皮脂腺から分泌される皮脂を取り除き肌を清浄することにより、引き締め成分ヒバマタエキスを浸透しやすくします。
 更に、配合された硫酸ナトリウムが皮膚表面のたんぱく質と結合し、皮膜を作り身体の熱放散を防ぐため、血行を促進し新陳代謝を高めます。

*グレープフルーツの香りで脂肪燃焼に効果アップ
 グレープフルーツは、その香り成分「リモニン」が交感神経を刺激することで、体内脂肪の燃焼を促進するといわれています。すっとした使用感とさわやかな香りで、リラックスした気持ちで無理なく楽しくバススリミング!

 ネットプライスでは、今後も引き続きお客様のリクエストにお応えするべく、世界中から衝動的な商品の発掘を行なってまいります。

■ 商品の概要
・商品名  :冷燃浴(れいねんよく)
・生産国  :日本
・内容量  :1包25g×5包
・成 分  :炭酸水素Na、グルタミン酸Na、シリカ、硫酸Na、レパゲルマニウム、海塩、ミネラル塩、メントール、クララエキス、イチョウ葉エキス、
       ヒバマタエキス、グレープフルーツ果実エキス、BG、水、エタノール、黄4、香料
・ご使用方法:浴槽の湯(約200L)に対し、本品1包(25g)を入れ、よくかき混ぜてからご入浴ください。
・販売価格  2,079円(税抜1,980円)
・参考URL http://www.netprice.co.jp/netprice/beauty1/goods/181313/

※添付データ:商品写真


■ 株式会社ネットプライスの概要
(1)会社名 : 株式会社ネットプライス
         (東証マザーズ コード:3328)
(2)事業内容: 携帯電話及びパソコン等からアクセス可能なインターネット上での通信販売等
(3)本店住所: 株式会社ネットプライス
(4)代表者名: 代表取締役社長 佐藤輝英
(5)資本金 : 23億2,450万円(2006年3月31日現在) 


以上

【 消費者からのお問い合わせ先 】
 株式会社ネットプライス お客様サービスセンター
 電話:03(5739)3200(営業時間 平日9:00-18:00 土日祝祭日は除く)
 電子メール: customer@netprice.co.jp

2007'03.12.Mon

ホンダ、次世代のパワープラント技術を公開

次世代のパワープラント技術を公開


 Hondaは、グローバル規模でCO2の排出を低減する取り組みの一環として、次世代パワープラント技術を公開した。

1.四輪車

<新世代ディーゼルエンジン>
 新開発NOx(窒素酸化物)触媒を採用した新世代ディーゼルエンジンを開発。ガソリン車と同等のNox排出量を求められる米国の排出ガス規制「TierII Bin5」排出レベル(社内値)を達成。3年以内に、米国での販売開始を予定。

<燃料電池車>
 2005年の東京モーターショーに出品した「FCX コンセプト」に新型の小型高効率燃料電池システムを搭載し、走行を公開。このコンセプトをベースとした新型の燃料電池車を2008年に日米で販売開始。

<フレキシブル・フューエル・ビークル>
 ブラジルでのガソリン・エタノール混合燃料に対応するため、エタノール混合比20%から100%まで対応する「フレキシブル・フューエル・ビークル(FFV)」を開発。2006年中にブラジルでFFV車の発売を予定。

<ガソリンエンジン進化>
 Honda独創のVTEC(可変バルブタイミング・リフト機構)をさらに進化させ、バルブのリフト量、開角、位相の連続可変制御により、高出力化と環境性能を両立する「進化型VTECエンジン」を新開発。世界トップレベルの動的性能を実現しながら、燃費を13%※向上する性能を実現。3年以内の販売を計画。

※ 数値はエンジン単体におけるHonda測定値。現行2.4L i-VTECエンジン比

2.二輪車

<可変シリンダーシステム>
 ハイパーVTEC技術を応用し、3ステージで2気筒から4気筒までのスムーズな燃焼気筒数制御を行い低燃費と高い動的性能を両立するVCM(可変シリンダーシステム)実験車を公開。

<超低フリクションエンジン>
 2プラグ化などで燃焼効率を向上させると共にエンジン内部の機械抵抗を徹底的に低減した、世界最高レベルの低フリクションエンジンを公開。

3.汎用製品

<エンジン知能化>
 iGXエンジンで開発した、STR-ガバナ(電子制御ガバナ)の適用を拡大。2010年末までにGX中・大型汎用エンジン(GX160以上)、発電機、除雪機に順次採用する。

<高膨張比エンジン>
 吸気/圧縮行程と膨張/排気行程のストロークを変える独創的機構の高膨張比エンジンプロトタイプを公開。

 Hondaは、2006年5月に全世界での製品および生産活動におけるCO2低減目標を業界で初めて公表した。今回のパワープラント技術は、この目標達成に向けて開発している主な技術の方向性を示すものである。また、Hondaでは、バイオ技術を活用したエタノールの製造、太陽光発電、家庭で水素を製造し熱電併給を行うHES(Home Energy Station)の研究なども行っており、エネルギーとパワープラント効率向上の両側面からCO2低減の取り組みを進めている。



2007'03.12.Mon

ホンダ、NOx触媒を採用した新世代ディーゼルエンジンを開発

新開発NOx触媒を採用した新世代ディーゼルエンジンを開発
―ガソリン車と同等の排出ガス規制「米国TierII Bin5」排出ガスレベルを達成―


 Hondaは、ディーゼルエンジンをガソリンエンジンに匹敵するレベルにクリーン化する画期的な新世代ディーゼルエンジン用NOx触媒を新開発、ガソリン車と同等のNOx排出レベルが求められる米国の排出ガス規制「TierII Bin5」排出ガスレベル(社内値)を達成した。この触媒は、触媒内部で生成されるアンモニアによる還元反応を利用し、窒素酸化物(NOx)を窒素(N2)に浄化する世界初の画期的システムを採用している。

 新開発の触媒は、排気ガス中のNOxを吸着してアンモニアに転化する層と、触媒内で転化されたアンモニアを吸着して排気ガス中のNOxを窒素(N2)に浄化する層の2層構造を採用。酸素が多いリーンバーン状態でNOxと反応してN2に浄化するためにもっとも有効な物質であるアンモニアを触媒内で発生させることで、コンパクトで軽量なディーゼルエンジン用の浄化システムを実現した。また、ディーゼルエンジンの主要温度帯である200~300℃でのNOx浄化性能も向上している。

 2003年の欧州アコードから採用し、その静粛性、動的性能やクリーン性能で高い評価を得ている「2.2L i-CTDiエンジン」をベースとし、燃焼制御をさらに高精度とすることなどで、触媒で浄化する前の排気ガスのクリーン化も実現している。燃焼室の形状最適化、噴射圧2000barコモンレールの採用による噴射時間の短縮、EGRシステムの高効率化などで、NOxやすすの発生を低減しながら、高出力化を実現する燃焼制御を行っている。

 今後、こうした排気ガスの浄化技術に加え、セタン価が異なるディーゼル燃料や、OBD(Onboard Diagnostic System:車載式故障診断システム)などの技術的課題に対応し、3年以内に、このディーゼルエンジンを搭載した車を米国で販売開始する予定である。


 現在、ガソリンエンジンのNOx浄化には、浄化率が99%にも達する3元触媒を使用しているが、この触媒は理論空燃比で性能を発揮するため、酸素量の多いリーンバーンのディーゼルエンジンでは10%程度のNOx浄化性能しか発揮できない。今回の新開発触媒は、リーンバーンの環境でNOxを効率的に浄化する能力を持つため、ガソリンエンジンに匹敵するクリーン性能を実現した。さらに、コンパクトなシステムのため、乗用車への搭載性も高いものとしている。


●関連資料「別紙」参照
 開発「ディーゼルエンジン用NOx触媒」反応メカニズム(イメージ)
 出ガス浄化システム構成

2007'03.12.Mon

ホンダ、次世代燃料電池車「FCX コンセプト」の走行を公開

次世代燃料電池車「FCX コンセプト」の走行を公開 
 

 Hondaは、新開発の小型高効率燃料電池スタック「Honda FCスタック」と低床・低全高・ショートノーズパッケージを採用し、広々とした室内空間と未来的なスタイリングを実現するとともに、環境性能や動力性能を大幅に向上させた次世代の燃料電池車「FCX コンセプト」の走行を公開した。また、2008年に日米でこのコンセプトをベースとした新型燃料電池車の限定販売を開始する。

 「FCX コンセプト」では、環境性能に加え走行性能の大幅な向上を目標として、小型高効率燃料電池スタックをセンタートンネル内に配置する「Vフロー※ FCプラットフォーム」を採用した。これにより、従来の燃料電池車では難しかった低全高で流麗なセダンフォルムを実現した。燃料電池スタックは現行FCXより容積で20%、重量で30%低減しながら、最大出力は14kW向上し、大幅な軽量コンパクト・高出力化を達成している。駆動モーターは、出力を15kW高め、ギアボックスとの同軸化により小型化した。パワープラント全体としては、現行のFCXから約180kg軽量化、容積は約40%低減し、エネルギー効率や動力性能の向上と広い室内空間に貢献している。

 従来の燃料電池スタックでは水素や生成された水を水平に流す方式としていたが、「FCX コンセプト」では垂直に流す方式を採用。燃料電池スタックの高効率化の鍵となる生成水の排出性を重力を利用することで大幅に向上させ、さまざまな状況での安定した発電を可能とし小型高出力化を実現している。また、低温での始動性も大幅に向上し、従来より10℃低いマイナス30℃で可能としている。

 補助電源には小型高効率のリチウムイオンバッテリーを採用、動力性能向上とパワープラント全体の小型化にも寄与している。これらのパワープラント主要部品の高効率化により、現行FCXに比べ、航続距離を約30%向上した。走行エネルギー効率は約60%と、ガソリンエンジン車の約3倍、ハイブリッド車の約2倍という高いレベルであり、現行FCXからは約10%向上している。

 シート表皮やドアライニングなどには、植物を原料に使い耐久性、耐光性に優れたHondaバイオファブリックを採用した。シフト・バイ・ワイヤや水素の消費量をわかりやすく知らせる新デザインのメーターなども採用し、使い勝手も大幅に高めている。

 2008年に発売する新型燃料電池車は「FCX コンセプト」の主要技術を採用し、環境性能と走る楽しさをガソリン車にはない新次元で両立するモデルとして開発中である。

※Vフロー:Vertical gas flow(水素を上から下に流す方式)、Vertebral layout(センタートンネルへの配置)、Volume-efficient(高効率のパッケージング)の3つの価値をあらわしたもの 

   
●参考画像:FCX コンセプト(走行可能モデル) 
      新開発Honda FCスタック 
 (※ 関連資料を参照してください。)

●スタックレイアウト比較 
 (※ 関連資料を参照してください。)

●主要諸元
 (※ 関連資料を参照してください。)

2007'03.12.Mon

ホンダ、高出力化と環境性能を両立する「進化型VTECエンジン」を開発

高出力化と環境性能を両立する「進化型VTECエンジン」を開発


 Hondaは、VTEC(可変バルブタイミング・リフト機構)を進化させ、バルブのリフト量と開角を連続可変制御し、その上でVTC(連続可変バルブタイミング・コントロール機構)による位相の連続可変制御を組み合わせることで、高出力化と低燃費・低エミッションを高い次元で両立する「進化型VTECエンジン」を開発した。
 3年以内に量産車に搭載して販売を開始する計画である。

 吸気バルブの連続可変制御により、運転状況にあわせたリフト量と位相の最適制御が可能となり、吸気の充填効率が向上し、回転域全域での大幅なトルク向上を実現した。また、中低負荷領域では、バルブを低リフトとし、早く閉じることでポンピングロスを低減して燃費を向上している。

 こういった制御の進化や吸気系部品の最適設計により、世界トップレベルの動的性能を実現しながら、燃費を約13%※向上した。排出ガス性能は、LEV2-ULEVや「平成17年排出ガス基準75%低減レベル(★★★★低排出ガス車)」のクリーン性能を実現(社内測定値)している。

※ 数値はエンジン単体でのHonda測定値。現行2.4L i-VTECエンジン比


進化型VTECエンジン (*製品画像参照)


●進化型VTECエンジン概要  排気量: 2.4L



2007'03.12.Mon

ホンダ、エタノールでもエタノール混合燃料でも走行可能なブラジル向けHondaシステム「FFV」を開発

ブラジル向け「フレキシブル・フューエル・ビークル(FFV)」を開発


 Hondaは、ガソリンエンジンをベースに、エタノール燃料でもガソリンとエタノールの混合燃料(以下、エタノール混合燃料)でも走行可能な「フレキシブル・フューエル・ビークル(FFV)」を開発した。

 エタノール混合燃料では、混合割合によって低温始動性への影響度、空燃比や出力などが変化するため、安定した動力性能や燃費、排出ガスレベルを維持することが課題であった。
 今回のHondaシステムでは、排気系に取り付けた排ガス濃度センサーの出力からタンク内の燃料性状を推定することにより、エタノール混合燃料のエタノール比率が20%から100%までの対応を可能としながら、ガソリン車と同等の動力性能、優れた低燃費も実現している。さらに、サブタンクを用いたコールドスタートシステムにより、外気温が低い場合の始動性も確保されている。

 ブラジルなどで使用されているバイオエタノール燃料は、サトウキビ等の植物を原料としており、これを燃焼した場合に放出されるCO2は、もともと植物が大気中のCO2を光合成により取り込んだもので、大気中のCO2濃度には影響を与えない。よって、石油の代替燃料であると同時に、地球温暖化対策としても注目されている燃料である。

 Hondaはエタノール燃料の普及が進んでいるブラジルで、2006年中に、FFVの発売を予定している。

●エンジンスペック (Hondaテスト値)
 * 関連資料 参照

2007'03.12.Mon

デンソー、環境・安全など4分野で新技術を開発し「レクサスLS460」に搭載

デンソー、環境・安全・快適・利便分野で先進技術を開発

―レクサスLS460に搭載―


 株式会社デンソー(愛知県刈谷市、社長:深谷 紘一)は、環境・安全・快適・利便の各分野で、9月に日本で発売されたレクサスLS460用に、先進的な新技術、新製品を開発しました。

 各分野の主な新製品は次の通りです。

環境:
 ●世界初のモータ駆動による電動可変バルブタイミング(VVT-iE)システム

安全:
 ●新プリクラッシュセーフティ(PCS)システム用製品

快適:
 ●乗員一人ひとりに快適な空調を提供する新エアコンシステム

利便:
 ●スマートエントリー&スタートシステム用の世界最薄カードキー
 ●TFT液晶ディスプレイ付メータ
 ●世界初のリモートイモビライザー機能を持つリモートセキュリティシステム
 ●世界初の傾斜検出機能付イナーシャセンサ


【 電動可変バルブタイミングシステム 】
 環境分野において、ガソリン自動車には、優れた走行性能の実現と共に、燃費低減、排出ガス中の有害物質低減が求められています。デンソーは、この要求に対応して、トヨタ自動車株式会社と共同で、世界で初めてのモータ駆動による電動可変バルブタイミングシステムを開発しました。 

 可変バルブタイミングシステムは、運転の状況に応じて、エンジン燃焼室の吸気、排気バルブの開閉タイミングを制御します。今回開発した電動可変バルブタイミングシステムは、これまで油圧を介して制御していた吸気バルブの開閉タイミングを、モータにより直接制御するため、従来に比べ、きめ細かな吸気バルブの開閉制御が可能です。これにより、高出力化と低燃費化を実現します。また、従来システムで制御が難しかった、エンジンが低温や低回転の場合における、バルブタイミングの最適制御を可能にし、排出ガス中の炭化水素を低減します。

【 新PCSシステム用製品 】
 安全分野では、トヨタ自動車の新しいPCSシステム(注1)用に、次の4つの製品を供給しています。
 ・ステレオ画像処理ECU
 ・走行支援ECU(注2)
 ・前方ミリ波レーダ
 ・プリクラッシュシートベルトECU

 このPCSシステムは、車両前方、後方の障害物を検知するミリ波レーダと、車両前方の障害物を撮影するステレオカメラ、運転者の顔の向きを撮影する車室内カメラを搭載しています。

 ステレオ画像処理ECUは、ステレオカメラからの画像信号を高速で処理し、処理した信号を走行支援ECUに送ります。走行支援ECUは、ステレオ画像処理ECUとミリ波レーダからの情報に基づき、PCSシステムを制御します。この走行支援ECUは、PCSシステムだけでなく、レーダクルーズコントロールシステム(全車速追従機能付)、レーンキーピングアシストシステムも制御します。

 デンソーは、このステレオ画像処理ECUをトヨタ自動車、NECエレクトロニクス株式会社と共同で、走行支援ECUをトヨタ自動車と共同で、新しく開発しました。

 また、ミリ波の変調方法を改良することにより、前方ミリ波レーダの近距離での検出性能を向上させました。走行支援ECUからの指令にもとづきモータを制御し、シートベルトの巻き取りを行うプリクラッシュシートベルトECUについては、回路部分の統合や、ケース、組み付け方法の改良により、体積で従来の約3分の1、重さで約半分以下という大幅な小型軽量化を実現しています。

【 新エアコンシステム 】
 快適分野では、高効率を達成しながら、乗員一人ひとりに、より快適な空調を提供するエアコンシステムを開発しました。このエアコンシステムは、新しい製品として、表面温度の分布を検出することができる世界初の赤外線センサ(マトリクスIRセンサ)(注3)と、高度な制御と小型化を実現したフロントエアコン用HVACユニット、後席の静粛性を実現したリヤエアコン用クーリングユニット、車室内の酸素濃度低下を抑える酸素濃度コンディショナーを採用しています。

 このエアコンシステムの特長は、次の通りです。
 ・前席、後席における4席、それぞれの温度を、独立して制御可能。
 ・マトリクスIRセンサが後席乗員の表面温度変化を検出することにより、それぞれの乗員の状態に合わせて、自動的に空調温度や風量を調節可能。
 ・フロントエアコン用HVACユニットに、高効率部品(エバポレータ、ヒータ、モータ)と新規構造を持つフィルムドアを採用。これにより、エアコンシステムの高効率化と低騒音化、体積で約20%の小型化を達成。また、このフィルムドア構造が、運転席側と助手席側、それぞれでの風量制御を実現。
 ・リヤエアコン用クーリングユニットの吸気口に、新しく開発した多孔質樹脂材料から構成されるダクトを採用。このダクトが、送風騒音を低減し、後席での静粛性を実現。
 ・酸素濃度コンディショナー中の酸素富化膜により酸素濃度を増加させた空気を供給することにより、車室内の酸素濃度低下を抑制。

【 スマートエントリー&スタートシステム用カードキー 】
 利便分野では、スマートエントリー&スタートシステム用に、カードキーを開発しました。このカードキーは、回路基板をインサート成形することにより、世界最薄の厚さ3.35ミリメートルと、世界最高レベルの曲げ強度、世界で初めての回路部完全防水構造を実現しました。これにより、財布やカードケースへの収納が容易になり、同時に、曲げや折れ、浸水に対する耐性を向上しています。

【 TFT液晶ディスプレイ付メータ 】
 メータは、TFT液晶ディスプレイを採用することにより、様々な情報を見やすく、運転者に提供しています。デンソーは、メータ用TFT液晶ディスプレイ用としては、世界で初めて、高輝度発光ダイオード(LED)を使用したバックライトユニットを開発しました。このバックライトユニットは、環境負荷物質である水銀を含まず、従来の冷陰極管に比べて、消費電力を約20%低減することができるため、車の低燃費化にも貢献します。

【 リモートセキュリティシステム 】
 日本市場向けには、レクサス用テレマティクスサービス「G-Link」と連携した世界で初めてのリモートイモビライザー機能を持つ、リモートセキュリティシステムを、トヨタ自動車と共同で開発しました。リモートイモビライザーとは、イモビライザー(注4)機能のあるキーと車両が一緒に盗難にあった場合、情報センターが車両に指令を送り、車両駐車後、エンジンが再起動できないようにする機能です。リモートイモビライザーは、安全性を考慮し、走行中に情報センターからの指令を受信しても、確実に駐車されるまでは作動しません。この他に、ドライバーが、携帯電話により、センター経由で、ドアロックやハザードランプ、パワーウインドウを遠隔操作することができるリモート操作機能も追加しました。

【 傾斜検出機能付イナーシャセンサ 】
 さらに、主に欧州市場向けに、イナーシャセンサと傾斜センサを世界で初めて一体化した、傾斜検出機能付イナーシャセンサを開発しました。イナーシャセンサは、ビークル・スタビリティー・コントロール(VSC)(注5)用に走行時に、加速度と角速度から車両姿勢を検出します。傾斜センサは、キーオフ時の車両傾斜から車両盗難を検知します。従来、これらの情報を検出するためには、二つのセンサが必要でしたが、デンソーは、一つのセンサで全ての情報を検出可能としました。さらに、この新しいセンサは、従来の傾斜検出機能のないのイナーシャセンサと比較しても、体積で約25%の小型化を実現しています。

 デンソーは、今後も、環境、安全、快適、利便の4つの分野に注力し、新しい技術の開発に取り組んでいきます。


(注1)新しいPCSシステムは、日本と欧州で販売されるレクサスLS460に搭載されます。
(注2)走行支援ECUは、DSS(ドライバー・サポート・システム)コンピュータとも呼ばれます。
(注3)マトリクスIRセンサは、日本、欧州、オーストラリアを除いた世界各国で販売される一部のタイプのレクサスLS460に搭載されます。
(注4)イモビライザーは、キーの認証コードが車両本体の電子制御装置により認識された場合のみ、エンジンの始動を可能にする、自動車盗難防止システムです。
(注5)VSCは、オーバースピードでコーナーに侵入したり、急激なハンドル操作などによって車両姿勢が乱れた際に、ブレーキとエンジン出力の調整により、横滑りを防ぎ、走行安定性を確保します。


以上

2007'03.12.Mon

オリンパス、超硬度を実現する「木」を使った三次元圧縮成形加工技術を開発

オリンパス、木材の三次元圧縮成形加工技術を開発


 オリンパス株式会社(社長:菊川 剛)は、これまで培ってきた高度な金型加工技術を活かして、木材の三次元圧縮成形加工技術を開発しました。この技術により、木ならではの質感や木目を活かしつつ、ポリカーボネイト樹脂、ABS樹脂などのエンジニアプラスチックを超える硬度(※1)の飛躍的な向上を実現しました。この技術を電子機器の外装・筐体に適用することにより、商品の情緒的価値を高め、人々に持つ喜びを提供できるものと考えます。
(※1) ビッカース硬度試験法に基づく当社試験による(比較対象のポリカーボネイト樹脂とABS樹脂は、一般に電子機器の外装等に用いられる樹脂)。


●技術開発の背景
 「効率・利便性・安価」を追求した画一的な大量生産・大量消費でモノの飽和状態が進む中、モノに対するこだわり、愛着が失われつつあります。
 このような時代においてオリンパスは、人がモノに対して情緒的価値を持てるモノづくりとは何かを考えてきました。
 その一つの回答が、今回開発した自然素材である「木」を使った三次元圧縮成形加工技術であり、この技術により本来「木」が持っている天然の色・つや・木目の美しさの表現、電子機器の外装・筐体に使うことができる薄さと硬さを両立しました。

 この技術を通じて、多くの方々にモノを持つ喜びを味わって頂きたい――。
 それが今回の技術開発にかけたオリンパスの願いです。


●主な技術の特長

1.木を素材としながらも、電子機器の外装・筐体に適用可能な薄さとエンジニアプラスチックを超える飛躍的な硬度を実現

 今回開発された三次元圧縮成形加工技術により、比重約0.4~0.5のヒノキ材を比重約1.0超(約2.5倍超圧縮)まで変化させる事で、電子機器の外装・筐体に適用可能な薄さと一般に電子機器の外装・筐体に使われるポリカーボネイト樹脂、ABS樹脂を超える十分な硬度を達成しました。
 この特殊加工技術により、三次元形状が求められる電子機器の外装・筐体への適用が可能となりました。


2.木の質感や木目を活かした、自然な光沢感を持つ美しい仕上がりを実現

 当社のデジタルカメラ・顕微鏡・内視鏡などのレンズは、面精度の高い当社独自の金型を使って成型されています。この高度な金型加工技術を木材の圧縮成形用金型に活かすことによって、成形後の後加工を施すことなく、自然な光沢を持つ美しい仕上がりを実現しました。

【ご参考】(*添付資料参照)

※当リリースに掲載されている社名、製品名は各社の商標または登録商標です。



2007'03.12.Mon

デンソー、トヨタと共同で「レクサスLS460」用の電源制御ECUを開発

デンソー、電源制御ECUを開発
―レクサスLS460に搭載―


 株式会社デンソー(愛知県刈谷市、社長:深谷 紘一)は、9月に日本で発売されたレクサスLS460用に、トヨタ自動車株式会社と共同で、電源制御ECU (注1) を開発しました。

 近年、様々な安全や情報関連製品の増加により、自動車内での必要電力量が増加しています。この必要電力量の増加に対応して開発された電源制御ECUは、バッテリ電圧と電流からバッテリ充電率と内部抵抗を算出します。算出した充電率に基づき、バッテリ充電不足の場合は、オルタネータの発電用調整電圧や、アイドル時のエンジン回転数を上げるなどして、バッテリへの充電量の増加を促します。

 また、長期放置などによりバッテリの充電不足が顕著な場合や、オルタネータ故障時には、このECUが、バッテリ電圧、内部抵抗の情報に基づき、どのシステムへ優先的に電力を供給するべきかを判断します。例えば、プリクラッシュセーフティシステムなどの安全システムが作動する場合、シートヒータなどへの電力供給を抑制し、安全システムに安定した電力を供給するよう制御します。

 デンソーは、今後も、カーメーカや社会のニーズに合った製品の開発を続けていきます。

(注1)ECU:Electronic Control Unit


以上

2007'03.12.Mon

エフ・エフ・シー、個人情報・機密情報の所在管理を実現するソフト「SecretBarrier」を発売

個人情報・機密情報の所在管理を実現するソフトウェア「SecretBarrier」を新発売
~コンプライアンス意識の向上と情報漏洩対策が図れます~


 株式会社エフ・エフ・シー(本社:東京都渋谷区代々木、代表取締役社長:長屋 亙勇/以下FFC)は、企業や個人が使用しているパソコンやサーバ内の個人情報・機密情報を含むファイルを高速・高精度に検出し、検出内容の一括管理が行えるソフトウェア「SecretBarrier」を2006年9月28日より全国で一斉に販売開始します。

 企業においては個人情報取り扱いの重要性が増す中、さまざまな情報セキュリティ対策が進められてきました。
しかし、ファイル共有ソフトの使用やパソコン持出し等による個人情報流出事件が相次いで発生しており、その背景
には社員一人ひとりの個人情報取り扱いに対する意識がいまだに高くないことがあると言われております。

 当社は、これまでにWindowsの操作制限機能により情報漏洩対策を行なう「InfoBarrier4」や、印刷した情報の追跡機能などにより紙からの情報漏洩を防ぐ「PrintBarrier3」を販売し、数多くのお客様にご導入いただいております。
 この実績を活かし、今回新たに株式会社富士通研究所(本社:神奈川県川崎市中原区、代表取締役社長:村野 和雄)が開発した、テキスト文書から個人情報を前後の文脈から推定して高速・高精度に検出できる技術(NE抽出ライブラリ)を基に、パソコンやサーバ内の個人情報や機密情報を瞬時に検出できる機能を当社が開発しました。
 各利用者はウィルススキャンと同様の簡単な手動スキャン・定時スキャン操作で、パソコン・サーバ内の個人情報や機密情報を瞬時に検索することができます。また、システム管理者が全社の検出状況・履歴・検出結果等を監査したり、レポートを自動作成する機能もあります。
 
 これにより、全社で所有している個人情報や機密情報を把握することが可能となります。また、利用者一人ひとりの個人情報・機密情報取り扱いに対する意識を更に向上させ、情報漏洩の未然防止を図ることもできます。
 万一、情報流出事故が発生した場合にも、情報を特定でき、リスクを最小限に抑えることができます。また、システム管理者の管理負荷軽減や、全社のコンプライアンス意識向上を一層推進することもできます。


【主な特長】

■簡単に・すばやく・高精度な個人情報・機密情報検出

 利用者が、ウイルスソフトのスキャンと同様の簡単操作で、定期的にパソコン内に存在する、個人情報(名前・住所・電話番号・メールアドレスなど個人を特定できる情報)が含まれる各種ファイル、および機密情報などあらかじめ設定したキーワードを含むファイルを、前後の文脈解析(NE抽出(注1)・パターン照合(注2)・形態素解析(注3))により、高速(*1)・高精度(*2)に検出できます。また、過去に実施した検出履歴の参照も可能です。
(*1:処理速度の目安は、新聞1日分を約18秒で解析,*2:検出正答率は、98%)

■全社レベルで個人情報・機密情報の一括管理

 システム管理者が、各クライアントから個人情報・機密情報の検出結果を定期的に収集し、検出状況・履歴・検出結果を画面で参照し、全社レベルで一括管理を行い、監査することができます。また経営トップや会議などへの報告用として検出結果のレポートを自動作成することも可能です。その他、全国各拠点のクライアント端末に、監査ポリシー(検索条件の設定ファイル)の自動配信および任意のファイル配信ができ、アップグレード・パッチ適用作業を簡単に実施することもできます。

【提供時期】 
 2006年9月28日より

【価格】 
■ソフトウェア
 BarrierSeries Media Pack(全製品同梱)… 3,800円(税込み3,990円)

■ライセンス
[クライアント製品]
SecretBarrier Standard   … 3,980円(税込み4,179円) ~
[サーバ製品]
SecretBarrier Enterprise … 380,000円(税込み399,000円)

【販売目標】
 年間 100,000本

【動作環境】 
 添付資料参照


【株式会社エフ・エフ・シー】 
 株式会社エフ・エフ・シーは、富士電機株式会社と富士通株式会社が設立したトータルシステムソリューションの専門企業です。これまでに情報漏洩防止ソフト「InfoBarrier」シリーズやワークフローソフト「ExchangeUSE」シリーズ等のパッケージソフトを販売し、ご好評をいただいております。
 
【商標について】 
・Microsoft、Windows、SQL Serverは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
・記載されているシステム名、製品名等には必ずしも商標表示(TM、R)を付記しておりません。
・記載されている会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。

【注釈】
(注1)NE抽出(Named Entity抽出):テキスト中の人・場所などの固有名詞や、日付・金額などの数値表現を抽出する技術。
前後の文脈を使って判別することで、辞書では対処できない問題を解決できる。
(注2)形態素解析:自然言語で書かれた文を、意味を持つ最小単位の文字列に分割し、品詞を見分けること。
(注3)パターン照合:複数のキーワード(辞書などに登録されている)のどれかに一致する文字列並びを見つけること。


以  上


●お客様お問合せ先
 株式会社エフ・エフ・シー
 ビジネスソリューション営業部 村瀬/今溝
 TEL : (03)5324-1605 (直通)
 FAX : (03)5324-1655

●製品URL   

2007'03.12.Mon

日本CA、アクセス管理ソリューション「eTrust Access Control r8.0 SP1」を発表

CA、重要な情報へのアクセスを効果的に管理し、
IT内部統制の確立を支援する eTrust Access Control r8.0 SP1を発表

~ ポリシー設定からユーザのアクセス権付与、アクセス・ログ管理までを一元管理
  日本版SOX法が求める「監査」への対応も柔軟に ~


(2006年9月25日、東京発)
 日本CA株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:根塚 眞太郎、以下 日本CA)は本日、組織における職務や役割に基づいた適切なアクセス権の付与と管理を可能とすることで、重要な情報やデータ/プログラムへの不正アクセスを防ぎ、内部セキュリティを強化するアクセス管理ソリューションの最新版「eTrust Access Control r8.0 SP1(以下、eTrust Access Control)」を発表しました。

 eTrust Access Controlは、サーバ上のリソース(ファイル、プログラム、ポート等)に対して、「誰が、何に、いつ、どのようにアクセスできるか」といった観点でアクセスポリシーを容易に設定・制御でき、役職や職務に応じた適切なアクセス権の付与を可能とします。また、正常/不正問わず、すべてのアクセスについて、「どのリソースに、誰が、どの端末から、どのプログラムを用いて、いつアクセスしたか(4W1H)」といった詳細なアクセス・ログを取得するため、疑わしいユーザの行動を監視することで不正アクセスや情報漏えいの防止に大きな力を発揮します。さらに、ポリシーの設定からアクセス権の付与・管理、モニタリングまで、マルチプラットフォーム環境を一元管理できるため、内部セキュリティにかかる膨大なコストと作業を軽減し、優れたTCOでIT内部統制に必要な機密性と完全性を提供します。

 日本版SOX法や個人情報保護法など、法制度の導入が起爆剤となって、企業や組織内の情報管理のあり方が問われていますが、コンプライアンス対応や内部統制の管理は、日頃から膨大な機密情報や個人情報を取り扱う企業の責任として確実に実施すべきことであるとCAは考えます。
 その最も基本となるのが、アクセスするユーザの管理と、それらのユーザの行動を効果的に管理するという視点からのセキュリティ対策です。

 一方で、こうしたセキュリティ対策の対象となる企業システムは、異なる技術や環境が混在しながら一層拡大し、また、そのシステムにアクセスするユーザ構成も、ビジネスの変化に伴って複雑かつ膨大になっており、システム管理者の多くは基本的なセキュリティ管理を確実に行なうだけでも多くの課題に直面しているのが現状です。

 マルチプラットフォーム対応のeTrust Access Controlは、管理コンソールから一元的に、分散された全てのサーバに高いレベルのセキュリティポリシーを一貫して適用、アクセスの制御・管理をできるため、変化するシステム環境や法制度などの変更にも柔軟かつ容易に対応可能であり、こうした管理者の課題に応えるソリューションです。

 eTrust Access Controlは、IT内部統制に不可欠な人(Identity)とアクセス(Access)の管理を提供します。適切な人に適切なアクセス権を与え、役割に基づいたアクセス管理を実現する包括的なソリューションとして、“4つの「A」”:「Authentification(認証)」「Authorization(許可)」「Administration(管理)」および「Audit(監査)」を、高い精度と優れた管理性とともに実現し、いま、日本企業に求められているIT内部統制の基盤構築を強力に支援します。


■ eTrust Access Control r8.0の特長と主な機能

・ 職務や役割に基づくアクセス権の付与
- アクセス条件の詳細な設定: システム・ログオンに対して個別のアクセスコントロールが備わっており、時間、ログイン方法、ネットワーク属性、アクセス可能なプログラムなど、詳細で厳格な基準から、各ユーザのアクセス条件を設定できます。
- スーパーユーザの制限: 職務上、本来は閲覧の必要のないファイルにもアクセスできる権限を持ついわゆる「スーパーユーザ」に対しても、一般ユーザと同様に権限コントロールができるので、こうしたアカウントの内・外部からの不正使用を防止できます。

・ 安全かつ柔軟な監査機能
- 付与したアクセス権に基づく監査ログ収集: ログインからログアウトまで、ユーザが実行したアクションのログを安全に保存します。ユーザが別のユーザに代わる操作を行なっても、もとのユーザIDで追跡することが可能です。
- ログファイルの完全性: 収集したログ情報の信頼性を維持し、日本版SOX法で求められる監査に耐えうる監査ログとイベントログの品質を確保します。

・ 設定から監査までの一元管理
- 管理の一元化: 管理者権限を持つユーザが、部門やプラットフォームを越えて、ポリシー、ユーザ、パスワードを一元的に管理できます。

・ 強化されたセキュリティによる完全性の確保
- 自己防衛機能: eTrust Access Control自身のデータの変更・消去、サービスの起動・停止を、権限のあるユーザでのみ実行させ、事故・ミスを事前に防ぎます。

・ 容易な管理
- ポリシー管理: ポリシーの配布、リモートダウンロード機能などを使用して、管理者が部門のセキュリティポリシーを容易に管理できます。また、バージョン管理も可能となりました。


■ 対応環境
- Windows: Windows 2000、Windows 2003およびXP
- UNIX: AIX、HP-UX、HP-UX on Itanium、Solaris、Solaris on AMD64/EM64T
- Linux: Red Hat Enterprise Linux、SuSE

■ 出荷開始日
- 2006年9月25日

■ 参考価格:
- 524,000円より
   ※導入環境によって価格は変動します。詳細は別途お問い合わせ下さい。


 eTrust Access Controlは、CAのアイデンティティ/アクセス・マネジメント(Identity and Access Management: IAM)製品群を構成するソリューションの一つです。CAのIAM製品群は、Webアクセス制御、エンタープライズ・シングルサインオン、ID管理、ユーザ・プロビジョニング、ユーザ・ディレクトリ、アイデンティティ・フェデレーション(ID連携)、Webサービス・セキュリティなど、多岐にわたる包括的な機能を提供しています。

※【参考資料】CA、アイデンティティ/ アクセス・マネジメント分野において6年連続でトップベンダに選ばれる
 http://www3.ca.com/jp/Press/PressRelease.aspx?CID=93252

 また、eTrust Access Controlは、企業全体のIT管理を統合(Unify)し簡略化(Simplify)するCAのビジョン、「Enterprise IT Management: EITM」の実現においても重要な役割を果たす製品です。
 eTrust Security Command Centerや他のeTrust Identity and Access Management製品と連携し、セキュリティ情報の管理からインシデントの分析や対応まで、効果的な集中管理を実現し、企業全体のセキュリティを統合的に管理し、作業を簡略化します。CAでは、日本版SOX法への対応など、企業が直面するビジネス環境の変化にも揺るがないIT内部統制の構築を多面的に支援するソリューションを提供してまいります。


 なお、今回の発表にあたり、以下のようなコメントをいただいております。(社名/団体名50音順)
 【* 関連資料 参照】


CAについて
 日本CA株式会社は、CA, Inc.(NYSE:CA)の日本法人です。CA, Inc.は1976年に創設され、米国ニューヨークを拠点とし、現在約1万5,300名の社員が世界45カ国以上、約150カ所の事業所で、全社規模のIT管理の統合(Unify)と簡略化(Simplify)を実現するマネジメント・ソフトウェアの開発、販売、サポートおよびサービスを展開しています。CAは ”Enterprise IT Management (EITM)” のビジョンに基づきマネジメント・ソフトウェアを開発しており、全社規模のITインフラの管理を統合・簡略化することにより、1)ビジネスのニーズにあわせたIT投資の最適化、2)サービスの向上、3)リスク管理、4)コスト管理を実現し、コーポレート・ガバナンスやコンプライアンスといった今日の経営者やCIOが直面する課題を解決します。C Aは2005年3月末日をもって終了した2005年度に35億4,000万米ドルの収益をあげ、全世界のソフトウェアベンダのトップ5にランクインしました。
 またFortune 1000の企業の98%以上と各国の政府官公庁および教育機関が、現在CAのソフトウェアを導入しています。CAの詳しい情報については、ca.com < http://www.ca.com/ >(米CA)、< http://www.caj.co.jp/ >(日本)をご覧ください。

*本文中に記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。


読者お問い合わせ先
 CA ジャパン・ダイレクト
 TEL: 0120-702-600 (受付時間: 平日9:00~17:30)
 e-mail: JapanDirect@ca.com
 http://www.caj.co.jp/japandirect

2007'03.12.Mon

松井証券とトレンドマイクロ、オンライントレードのセキュリティ強化で協業

松井証券とトレンドマイクロがオンライントレードのセキュリティ強化において協業

~総合セキュリティ対策ソフト(期間限定版)の無償提供を開始~


 松井証券株式会社(代表取締役社長:松井 道夫)とトレンドマイクロ株式会社(代表取締役社長 兼 CEO:エバ・チェン)は、オンライントレードのセキュリティ強化について協業して推進することとし、以下の施策を実施することといたします。
 松井証券は、本年9月27日(水)から、オンライントレード口座を保有するお客様を対象に、トレンドマイクロが新たに発表した総合セキュリティソフト「ウイルスバスター2007 トレンド フレックス セキュリティ」(以下、「ウイルスバスター2007」)の期間限定版(※1)(以下、ウイルスバスター2007 期間限定版)を、松井証券の会員専用Webページを通じて無償(※2)で提供いたします。また、製品版へのアップグレードを希望されるお客様には、トレンドマイクロ・オンラインショップを通じて、特別価格(ダウンロード版1年 ¥4,016<税込>)にて提供いたします。
 ウイルス対策をはじめとする総合セキュリティ対策を、お客様のパソコン環境において実施されるきっかけにしていただきたいと考えております。

※1
(1)「ウイルスバスター2007 期間限定版」は90日間無料でご利用いただけます。
(2)「ウイルスバスター2007 期間限定版」試用期間終了後、継続してご利用いただくためには、トレンドマイクロ・オンラインショップより製品版シリアル番号をご購入いただき、製品版へアップグレード(有料)していただく必要がございます。
(3)「ウイルスバスター2007」に関する具体的な機能などについては下記をご参照ください。
※2 インターネット接続に伴う通信費は、お客様のご負担となります。

 「ウイルスバスター2007」では、クライアントベースの「ウイルスバスター」に加え、様々な利用環境下においてもセキュリティ対策機能の利用を可能にするべく、Web経由でセキュリティサービスを提供する「トレンド フレックス セキュリティ」を新たに開発し、提供しております。「トレンド フレックス セキュリティ」では、オンラインスキャンやソフトウェアキーボードなどの各種セキュリティ対策機能と、チャットサポートなどのサポート機能が利用可能です。
 また、スパイウェア対策専用ソフト「スパイバスター2006」の機能を統合し、不審ソフトウェア警戒システム、ルートキット検出・削除機能などの新たな機能を追加するなど、スパイウェア対策機能を大幅に強化いたしました。
 松井証券とトレンドマイクロは、オンライントレード口座を保有するお客様がフィッシング詐欺をはじめとする危険に遭遇する可能性を逓減させるための対策など、オンライントレードのセキュリティ強化に取り組んでまいります。


【ウイルスバスター2007の機能一覧】

ウイルスバスター2007
 進化し、多様化する様々なインターネットの脅威を防ぐため、クライアントベースだけでなく、迅速に対応可能なWebベースにおいてもセキュリティ対策機能を提供(ハイブリット型)いたします。ユーザがより安全にインターネットを利用できる環境構築を目指します。

-トレンド フレックス セキュリティ:
 セキュリティ対策ツールやサポート、最新のセキュリティ情報を提供するインターネット経由のセキュリティサービスです。
・ウイルス/スパイウェアのオンラインスキャン
・スパイウェアのリアルタイム監視
・ソフトウェアキーボード
・リモートファイルロック(第4四半期<10-12月>提供予定)
・チャット/リモートコントロール(第4四半期<10-12月>提供予定)によるサポート
・セキュリティ最新ニュース

-フィッシング詐欺対策:
 フィッシング詐欺にあっていないか常に監視し、ポップアップメッセージで注意喚起するなど、フィッシング詐欺から大切な情報を守ります。

-スパイウェア対策:
 スパイウェアの検索・検出だけでなく、約150箇所のシステム領域を常時監視することによって、不正プログラムの挙動を監視・検出いたします。

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 ウイルス、トロイの木馬、ワームなどの検索・検出・削除を行います。

-迷惑メール対策:
 迷惑・詐欺メールを独自の基準で判定し、明示的に迷惑・詐欺メールの区別を可能にいたします。

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 ネットワークからの不正侵入や攻撃をブロックいたします。

-個人情報漏洩防止:
 クレジットカード番号、パスワードなど個人情報が盗まれないよう監視いたします。

-有害サイトのアクセス規制:
 有害サイトへのアクセスをブロックいたします。

-無線LAN&ホームネットワーク管理:
 無線LANの不正侵入を監視いたします。また、同一ネットワーク内のウイルスバスターを遠隔管理できます。


【本件に関するお問合わせ先】
トレンドマイクロ株式会社
03-5334-3650



2007'03.12.Mon

沖電気と日本ストラタステクノロジー、映像ソリューションで協業開始

日本ストラタスと沖電気、映像ソリューションで協業開始

~ストラタスの無停止型サーバと沖電気の映像配信サーバを連携し、信頼性の高いストリーミング配信ソリューションを実現~


 2006年9月25日(東京)発-沖電気工業株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:篠塚 勝正、以下 沖電気)と日本ストラタステクノロジー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:長井 正利、以下 日本ストラタス)は、このほど映像ソリューションにおける戦略的なパートナーとして、マーケティング、営業、システム構築、技術検証、サポートについて協業し、本日より、日本ストラタスの無停止型(fault-tolerant)サーバ「ftServer(R)」と、沖電気の映像配信統合プラットフォーム「OKI MediaServer」を組み合わせた高信頼性映像配信ソリューションの発売を開始いたします。

 ブロードバンドネットワークの普及によりIPネットワークの活用はますます広がりを見せており、IPネットワークを介した映像伝送には放送並みの高い信頼性が求められるようになりつつあります。日本国内においても、放送と通信の世界の主流に大きな変化が生じており、放送では地上波デジタル、通信は次世代ネットワーク、それぞれの進展による通信と放送の融合がうたわれ、ワンセグといった新しい技術、サービスが出現しています。今回の「ftServer(R)」と「OKI MediaServer」の提携は、高信頼性のストリーミングソリューションの提供を可能にし、IPネットワークを介しての映像伝送のよりいっそうの普及に貢献するものです。

 両社は、「ftServer(R)」の無停止型高信頼性と、「OKI MediaServer」の組合せによって、通信インフラによる高信頼性の映像伝送を提供し、配信者、視聴者間の安定した映像伝送サービスの普及を支援します。ストリーミング配信では多くの実績をもつ「OKI MediaServer」は、MPEG-2/4などの様々なビデオフォーマットをサポートし、沖電気の「eえいぞうTM(注1)」技術によって、通信インフラの負荷を軽減しながら高画質の映像伝送を実現します。ビデオ・オン・デマンドやリアルタイムでの映像配信を容易に可能とし、IP放送での映像配信サービス、教育機関や高度技術を要する作業や技術の習得のための映像中継など、様々な分野で利用されています。そしてこれらの映像を中断無く配信し続けるために、日本ストラタスの「ftServer(R)」がプラットフォームとして絶大の信頼性を提供します。

 両社では、今後「ftServer(R)」と「OKI MediaServer」の連携によって、信頼性のあるストリーミング配信ソリューションを提供し、情報と通信の融合に貢献して参ります。


【 協業のメリット 】
 ・ハードウェアレベルの高信頼性を要求する映像配信ソリューションを提供できる。

【 システム構成図 】
 (※ 関連資料を参照してください。)

【 製品画像 】
 OKI MediaServer搭載 ストラタス社「ftServer(R) M30システム」(ラックマウント型)
 (※ 関連資料を参照してください。)

【 ftServer(R)について 】
 ftServer(R)は、CPU、メモリ、HDD、PCI、イーサネットなどのハードウエアを2重化し、障害時には片側のコンポーネントを自動で切り離すことによりシステムダウンやデータの損失を回避する無停止型サーバです。デバイスドライバの強化等OSの信頼性向上も行われており、今までの実績で99.999%を超える連続稼動性能を実証しています。ハードウエアによる多重化機構により、通常のアプリケーションがそのまま動作するので迅速な導入・稼動が可能になり、障害が発生しても停止しないので、24時間連続稼動や管理者が常駐していないサイトでの運用にも最適です。ftServer(R)は、24時間対応可能なサポートセンターでシステム障害を自動モニタリングし、リモートから診断・管理できる機能を組み込んでいるため、遠隔地での無停止連続稼動を実現します。システムに詳しい管理者を常駐させる必要がなく、コストを削減することができます。

【 OKI MediaServerについて 】
 ブロードバンド時代に対応した高品質映像配信を実現する、沖電気の汎用ビデオサーバシステムです。代表的なビデオ配信機能を標準的なサービスエレメントとして統合し、ソリューションとして提供しています。VOD(ビデオ・オン・デマンド)システムからライブ配信システム、中継システムをはじめ、映像と音声を活用した多彩なシステムが容易に構築できるだけでなく、各機能間の連携も実現しているため、幅広い分野に新時代のマルチメディア・トータルソリューションが可能です。
 OKI MediaServerに関する情報サイト: http://www.oki.com/jp/BMC/

【 用語解説 】
注1:eえいぞう
 ISO/ITUなどの国際標準化機関が定めた映像符号化方式「MPEG-4」「H.264」などに準拠し、IPネットワーク上で高速、高品質、低遅延な映像コミュニケーション、録画再生を可能とする沖電気のビデオコーデック技術。伝送帯域が狭い携帯電話などのモバイル端末、TV電話等から、ハイビジョン対応のIPTVまで幅広く使用できることに加え、LSI及び各種プラットフォームへの搭載が可能。


■日本ストラタス について
 社 名 :日本ストラタステクノロジー(株)
 本 社 :東京都千代田区六番町6 勝永六番町ビル
 代表者 :代表取締役社長 長井 正利
 資本金 :4億円(米国ストラタステクノロジー社100%出資)
 設 立 :1986年(旧会社)
 従業員数:約100名(契約・派遣社員を含む)
 事業内容:日本国内における米国ストラタステクノロジー社製フォールト・トレラント(無停止型)・コンピュータ・システムの販売、保守および技術サービスの提供

 ストラタステクノロジー社は、ミッション・クリティカルなビジネスに必要な連続可用性を持つITシステムの実現と支援に特化したサーバとサポート、ソリューションをワールドワイドで提供しているソリューション・プロバイダです。ストラタスは、25年にわたり障害でも停止しないITシステムを提供しつづけ、製造、医療、通信、金融、警察や消防、物流、その他の多くの産業向けに連続稼動を特徴とするソリューションを提供しています。
 詳細はWebサイト: http://www.stratus.co.jp をご参照ください。

■沖電気 について
 社 名 :沖電気工業株式会社
 本 社 :東京都港区虎ノ門1-7-12 
 代表者 :代表取締役社長 篠塚 勝正 
 資本金 :67,882百万円(2006年3月31日現在) 
 設 立 :1949年(創業1881年)
 従業員数:5,496名(2006年3月31日現在)
 事業内容:電子通信・情報処理・半導体・ソフトウェアの製造・販売およびこれらに関するシステムの構築・ソリューションの提供、工事・保守およびその他サービスなど

 沖電気工業株式会社は、創業者である沖牙太郎により、日本で最初の通信機器メーカーとして1881年に創立されました。以来、一世紀以上にわたって「進取の精神」を原動力に技術力を培い、情報技術と通信技術の発展とともに成長してきました。近年は、沖電気グループとして、情報・通信・電子デバイスの各事業分野において他社にない強みとユニークさを活かした商品・サービスの提供に注力してきました。また、ブロードバンドやIPネットワーク環境が進展するなか、情報技術と通信技術の融合(Convergence)をより積極的に推進していくため、2005年度から事業セグメントを再編しています。「いつでも、どこでも、誰とでも」「欲しい情報を望む形で」「安全に、確実に、適正な価格で」を実現する「ネットワークソリューションの沖電気」を企業ビジョンに掲げ、「e社会?」の実現に貢献しています。
 URL: http://www.oki.com/jp/

※Stratusロゴ、ftServerは、Stratus Technologies Bermuda Ltd.の登録商標です。
※eえいぞうは沖電気工業株式会社の商標です。
※e社会は沖電気工業株式会社の登録商標です。
※本プレスリリースに記載のある会社名、製品名は、一般に各社の登録商標または商標です。


■ 本件に関するお客様からのお問い合わせ先
 日本ストラタステクノロジー株式会社
 ビジネス開発本部 
 TEL:03-3234-5562(部門代表)
 Email: ftserver.jpn@stratus.com
 URL: http://www.stratus.co.jp

 沖電気工業株式会社 
 ブロードバンドメディアカンパニー
 TEL:048-420-7012
 お問い合わせURL: http://www.oki.com/jp/BMC/contact/index.html

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